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Issue 202           2005月7日更新


 

国道にフォト・レーダー?

  バンフ付近の国道一号線上にフォト・レーダー(カメラ付速度測定装置)を設置しようとする動きがある。これはRCMP(警察)バンフ署駐在のBill Young巡査部長が先月、アルバータ州司法次官にフォト・レーダー設置の提案書を送ったことがきっかけ。州からの回答はまだ来ていない。
車を運転する多くの人の間で不人気のこのフォト・レーダーは、速度測定装置が制限速度を越えた速度で走行している車両を察知すると、搭載されているカメラが作動し、スピード違反の証拠として車両のナンバープレートなどが撮影されるという。写真は後日、運転手に罰金の請求書と共に送られる。
  フォト・レーダー設置賛成派は、人間や野生動物が犠牲となる交通事故の削減につながるとしているが、反対派からは、観光業への悪影響を心配する声、これは警察が罰金によって収入を得ようとしているのではないかとの批判の声があがっている。
  昨年発表されたRCMPの報告書によると、最高速度が時速90kmに制限されているバンフ国立公園内の国道(四車線地帯)の平均走行速度は、日中で123km、夜間で118km。

アウトルック紙、クラグ・アンド・キャニオン紙より

 

絶滅危機のカタツムリ、違法侵入によりさらに減少

  2月20日(日)・21日(月)前後の深夜、何者かがケイブ・アンド・ベイスンの温泉に違法侵入した。この温泉には、世界中でバンフにしかいない微小なカタツムリ「バンフ・スプリングス・スネイル」が生息しており、水質に敏感なこのカタツムリは今回の違法侵入後に、個体数が大幅に減少した。
  こういった不法侵入を防ぐために、現場には警報システムが設置されていたが、今回の侵入は感知されなかった。事件後にパークスカナダが行った模擬侵入で、暗闇で起きる侵入に警報が反応しないことが判明。現在は、強化された警報システムが作動している。
  「この事件が原因でカタツムリが死んでしまった。明るい日中に(警報システムを)テストするだけでは不十分。夜間にもテストすべきだった」と、カタツムリ専門家のDwayne Lepitzki氏。
  「バンフ・スプリングス・スネイル」は、生息している温泉に人が触れるだけで住環境が乱され、死に至ることがあるほど敏感な生物。同氏によると、1月25日に行われた調査では6,737匹だった個体数が、2月22日の調査では3,801匹に減っていた。今の時期に個体数が上下することは珍しくないが、このような大幅な減少は異常と言う。
  パークスカナダはケイブ・アンド・ベイスンの水位を記録しており、2月は10日/11日と20日/21日の二度に渡り水位が上昇した。温泉水位が自然に上下することはあるが、このうち20日/21日は、ビール缶とジャケットが現場で見つかっており、通常よりも水が濁っていたことなどから、違法侵入があったことが断定された。
  このカタツムリが1997年に絶滅危惧種に指定されてから、ケイブ・アンド・ベイスンの温泉は立入禁止となっている。2002年11月には、足を温泉に浸した女性4人のグループに合計$800の罰金が課せられた。

アウトルック紙より

 

人工火事、カリブーに悪影響?

  パークスカナダは、4月上旬から6月末にかけてレイクルイーズ北のレッド・ディアー谷で人工火事を予定している。しかし、周辺地域に生息するウッドランド・カリブー(シカ科)に悪影響を及ぼすことを懸念して、人工火事の一時見送りを求める声が出ている。
  ウッドランド・カリブーは絶滅危惧種に指定されており、バンフ国立公園内では1990年前半から現在にかけて、個体数が20〜30頭から3〜5頭に減少した。(次のページへ続く)
  今回人工火事が予定されている場所は、カリブーたちが今年2月半ば頃までの3ヶ月を過ごした場所から約5km離れたレッド・ディアー谷。しかし、通常カリブーたちが生息する場所として知られているのは、さらに北に離れた所という。
  バンフ国立公園火事実行専門家のBrian Low氏によると、今回の人工火事実施はカリブーの生息地として知られた場所を回避し、動物に影響を与えないよう特別に配慮されている。「人工火事の実施中、カリブーの群の位置を計測し、必要であれば作業範囲を調整しながら進めていく」と同氏は述べた。
  しかし、カリブー専門家やパークスカナダの一部の職員は、悪影響を及ぼす可能性がないことを確かめるまで、人工火事の実施を一時的に引き延ばすことを提案している。
  通常、自然に発生する山火事により、可燃性の古木などが消費され、焼け跡からは新たな生態系が生まれる。しかし、人間社会がこの約100年間自然の山火事を抑えてきたことにより、今度は人工的に火事を起こすことが必要とされている。今回の目的は、今後の山火事発生を避け、生態系の多様化を計ること。

アウトルック紙より

 

ビックホーン・シープ、お引越し

   2月1日(火)・2日(水)、パークスカナダは、25頭のビックホーン・シープをクートニー国立公園からブリティッシュ・コロンビア州プレミア・リッジへ移住させた。プレミア・リッジに生息するビックホーン・シープの群の個体数は、この10年間で約200頭から30頭以下に減少。群を保つために必要な個体数を補うための移住だった。
  移住させられたのは、クートニー国立公園とその一帯に生息する「ラジウム」と呼ばれる群からの25頭。干草とリンゴをすり潰したもので群全体を囲いの中におびき入れた後、その中からメスを中心とした健康な25頭が選ばれた。
  パークスカナダ野生動物専門家のAlan Dibb氏によると、輸送の際に薬物で眠らされたヒツジは一頭もいなかった。通常、ヒツジは移住によく順応し、輸送の際のストレスも比較的少ないという。
  25頭を受け入れた「コロンビア・ベイスン魚類・野生動物コンペンセーション・プログラム」のLarry Ingham氏は、22日(火)、移住はヒツジに特に大きなストレスを与えていないようだとした。「まだ地元の群と合流していないようだが、冬季の生息地はかなり集中しているので、合流するのは時間の問題。一度群と群が遭遇すれば、お互いの後に付いて行動を共にするようになるだろう」と同氏。
  草食のビックホーン・シープは、生息に草地を必要とする。プレミア・リッジでは過去10年間、開発が進むと同時に木がまばらだった草地に森林が広がっており、このことが個体数減少の大きな要因とされている。現在プレミア・リッジでは、ビックホーン・シープの生息地として約300ヘクタールの森が間伐されている。
  一方、25頭が引き抜かれた「ラジウム」の群の個体数は、過去約50年間で最多。Dibb氏によると、この移住は「ラジウム」の群にとっても有益だという。「ヒツジの個体数を維持する観点から、他の地域に健全な群がいることは長い目で見て良いこと。もし何らかの理由でこの群の個体数が激減した場合、他地域からヒツジを連れて来る必要が出てくるかもしれない」と述べた。
  また、約20年周期で個体数の大きな群を襲う病気があるため、一部を移住させる形で数を減らすことは、病気を防ぐことにもつながる。「(この病気は)群の個体数が多くなったときに起こるようだ。群が大きいことにより起きるストレスや食料の減少が、群の大部分を殺してしまう病気の誘因となるようだ。こうなると、一気に個体数が低レベルまで減少する」とDibb氏。

アウトルック紙より


愛知万博 カナダ・パビリオン

 愛知県で3月25日(金)から開催されている愛・地球博には、カナダ政府による「カナダ・パビリオン」が参加しています。詳しくはウェブサイトへ。
www2.expo2005canada.com/ja/home.html

情報・写真提供 森喜正



 

ネット上で在留届提出

 

  今まで郵送やファックスで提出していた在留届が、インターネット上でも届け出できるという情報をインフォルーム利用者からいただきました。アドレスはwww.ezairyu.mofa.go.jpです。
  在留届とは、アルバータ州に3ヶ月以上滞在する場合に管轄のカルガリー領事館へ出す届けです。日本大使館や領事館のサービスや災害時のサポートを受ける際に必要となります。

 

BT編集部ボランティア募集

 

  バンフタイムズでは、折り込みをお手伝いしてくださるボランティアを募集しています。1ヶ月に2回、約3時間の作業です。ボランティアのお礼として、編集部内のパソコンのインターネット使用を提供します。興味のある方は小林まで。(762-5991/banfftimes@telus.net

 

 


 


 

Mount Rundle(後編)

 

 

  岩壁を巻いてくるトレース(踏み跡)をせっかく見つけたのに、これに乗るともっとひどくクラスト(雪の表面数センチだけが固まった状態)している。仕方なく、平行して体で雪を掻き分けながら行くことにした。正直、このパートが一番辛かった。ひたすら急で真っ直ぐな登行。何度もやめて帰ってやろうと思ったが、ここまで来たらそうもいかない。くそー、もっと日本で真面目に登りこんどけば良かった。
  こんな時、よく富士山の事を思い出す。あそこも景色がいいだけで、ただひたすら登って登って登って登り。山としてはつまらない所だと思う。しかしここはカナディアン・ロッキー。森林限界を超えた途端、何とも素晴らしい景色が待っていた。このあたりで大休止、しばし景色に見惚れてしまう。その中でもひときわ高い山、その名もマウント・アシニボイン。いつ見てもかっこいい山だなぁ。いつか登りたいと思わせる。
  振り返って斜面を見れば、現実が待っている。まだ先は長い。あぁ・・・、うんざりしてくる。この時点で、既に7時間も登りに費やしてしまった。もう、ここは富士山とでも思って、さあ登れやれ登れでいくか。

ようやく頂上近くへ
  ここから雪が締まってきた。快適に高度を上げていく。急登のいい所は、どんどん高度を稼げる所。アルペンチックな雰囲気の中、ようやく頂上直下まで来た。確かガイドブックには、「ここから200mは、うんざりするようなガレ場(石塊のがらがらした急斜面)が待っている」と書いてあったが、なるほどこれはうんざりだ。雪は薄くしか被っていない。乗せた足元からガラガラ崩れだす。で、ついつい雪壁に逃げていったら行き詰まってしまった。しかも二回も・・・。おとなしくガレに戻り、やっと頂上稜線に出た。
  ここで終わりかと思ったら違った。稜線沿いに50mほど行ったところに大きなケルンが見える。あそこが頂上だ。ちなみに、稜線の反対側は見事な崖。雪庇(稜線の風下に突き出した雪の吹き溜まりで、上に乗ると崩れ落ちることがある)も張り出しているので慎重になる。厄介な事に、この稜線上は傾いたツルツルの岩の上に薄く雪が被っている。結構オッカナイ。慎重に、慎重に。
  そして14時半、遂に山頂着。この時自分で撮った写真を後で見て、噴き出してしまった。顔が遭難者みたいだったから。実はこの時、水と行動食が尽きてしまっていて、喉カラカラ、腹ヘッタ、頭クラクラ、の状態でした。何しろ昼過ぎには終わるだろうと高を括っていたもので・・・。ちょっと甘かった。
  帰りは下るだけ。雪山の下りは、行きとは比べ物にならない程速い。足が雪に潜るので、上手くバランスを取れば膝への負担もなく1m以上の歩幅で飛ぶように歩けてしまうのだ。行きの苦労はどこへやら、大股でガンガン飛ばす。出来れば明るいうちに帰りたい。とにかく、復路をただ黙々と歩き続け、19時半に自宅着。結局、家を出てから16時間もかかってしまっていた。「下山後はノーケイでナイター」なんていう話はどこへやら・・・。真っ直ぐキッチンへ直行。ありあわせの物を手当たり次第に飲んで、食べて、そのまま泥のように寝た。

<登山者の感想>
  今回、いろいろな面で日本の登山との違いを感じました。難易度に関しては、日本で北アルプス級の山登りをした事 のある人にとってはそれほど苦に感じないと思います。しかし、スクランブルですので、稜線上に登山道が整備されている事もなく、ましてや「クサリ場」、「ハシゴ場」といったような物は登山コース上には一切ありません。道標も小さい上に少ないので、若干でもルートファインディングの経験がないと簡単に迷ってしまうかもしれません。
  さらに、山一つの規模が格段にデカイので、僕のようにデイハイクのようなつもりで行くと痛い目に遭うでしょうネ・・・(格好は冬山装備でしたよ)。山が町のすぐ近くにあるので、見た目の高さが圧縮されてしまうからでしょうか、これほど大きな山だとは思っていなかったので、一種の錯覚なんだと思います。実際に登ってみると、それらを肌で感じる事が出来ていいですね。体力に自身のある方で、登山の経験者と一緒であれば、スクランブル入門にはいい山だと思います。(←夏の話ですよ)

 

Shinji


www.geocities.jp/mistymt1977/rundle.htm
(登山時の写真掲載)

 

 

 

 

 

Let's Talk Like Canadians!! 

〜英会話ワンポイントアドバイス〜

 

Drive someone up the wall 
 = (人を)いらいらさせる、うんざりさせる、激怒させる


  このフレーズは、誰かのとった行動が他の人をいらいらさせたり、怒らせたりするときに使われます。

文法のポイント: このフレーズの中で使われている“Drive”は不規則動詞で、時制によって動詞の形が変化します。(変化:Drive - Drove - Driven)

例:“He drives me up the wall”
     彼には本当にいらいらさせられるわ。
     (現在形を使うと、一般的な意味を表します)
    “He drove me up the wall”
     あいつには本当にうんざりした。

●Situation 1 
Bob: Do you like this song?
Jill: No, I hear it on the radio all the time. It's starting to drive me up the wall!

●Situation 2 
Bill: Do you want to go to Karen's party tomorrow?
Joe: No, I don't. Her boyfriend drives me up the wall. The only thing he talks about are computers! It's such a boring topic. 
Bill: I know. It is a little annoying.

●Situation 3 
Wanda: Are you reading any books at the moment?
Carla: I started reading a book, but the author's writing style drove me up the wall. I read three pages on the description of a house. It was tedious.

BY Susan Taylor (Banff Education Centre講師)

 

 

 

 


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