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Issue 203           2005月21日更新


 

ダウンタウン活性化計画発表

  4月12日(火)付の地元新聞クラグ・アンド・キャニオンに、バンフ町役場による全面2ページのダウンタウン活性化計画の広告が掲載された。
  「バンフ・リフレッシング」と名づけられたこの大々的な計画は、歩行者に重点を置いたもの。ダウンタウンの歩道を広くし、緑やベンチを増やすなど、観光客や住民が車に頼らずとも移動しやすいようにダウンタウンやその周辺エリアを一新する。また、ボウ川沿いの環境も改善し、ダウンタウンに直接アクセスできるようにするという。目に見えないところでは、老朽化している上・下水道設備や排水溝の入れ替えも含まれる。
  実際の工事は2006年の春まで始まらない予定だが、観光業への影響を考慮して、4月から6月までの短い期間に集中させ、2年がかりで行われる。

アウトルック紙、クラグ・アンド・キャニオン紙より

 

バンフ住民、宝くじで$100万ドル

  4月11日(月)午後、宝くじに当選したバンフ住民のGreg Gregsonさん(47歳)が、$1,071,000の小切手を受取った。
  Gregsonさんが当選したのは、3月23日に抽選が行われた「ウェスターン 6/49 コンボ・プレイ」で、6つの二桁番号を選ぶもの。地元のタバコ & ギフトショップ「ゴロー・キャニオン」で購入した26組のうちの一つが当選番号と一致した。
  バンフに14年間住んでいるこの未婚男性は過去25年間、毎週約$5を宝くじに費やしてきたと言う。「休暇をとって旅行に出る以外は、なにも大きな買い物をするつもりはない。戻ってきてからどうするか考えるつもり。たぶん投資するだろう」と語った。

クラグ・アンド・キャニオン紙、アウトルック紙より

 

「バンフ/カルガリー国際空港」?

  カルガリー国際空港には、海外のツアーオペレーターなどから同空港を「バンフ/カルガリー国際空港」に改名してほしいとする非公式な提案が寄せられていた。しかし、バンフを訪れる観光客らの混乱を招くとして、同空港は現時点で改名を却下した。
  「今後も引続き『カルガリー国際空港』とする」とカルガリー空港当局広報担当のBryce Paton氏は述べた。
  最近、ユナイテッド航空を含むいくつかの航空会社が搭乗券や発着時刻表などに「バンフ/カルガリー」と記していることについて、同氏は「個々の航空会社が決めることで、各地の空港にその決定権はない」とした。

アウトルック紙より

 

スプレー湖で落石

  4月6日(水)の夜、キャンモアのスプレー湖へ向かうスプレー・ロードで落石が発生。当時、道路を走っていた車にバスケットボール大の岩がいくつも落下、フロントグラスが全壊するなどしたが、幸い運転手は大怪我に至らなかった。
  車を運転していたキャンモア在住のLaurie Wallaceさんは、同夜、星を観にハ・リン・ピークふもとのビューポイントへ向かっていた。駐車場手前の曲がり角にさしかかった所で、巨大な岩がフロントグラスに落下し、ひびが入ったガラスは内側に陥没。次に落ちてきた岩はフロントガラスを破り、助手席に落下した。いつもなら助手席に座るWallaceさんの5歳の息子Jaden君は、その夜友人宅へ宿泊しており同乗してはいなかった。「神様はやっぱり存在すると思った。もし助手席にJadenがいたら、頭に直撃していたはず。今週は宝くじを買いに行った方がいいかも」とWallaceさん。
  Wallaceさんの車は廃車になったが、本人は切り傷やあざの軽傷を負ったのみ。
  スプレー・ロードの維持を請け負う「ボルカー・ステビン社」は、この道では雨の後や雪解けの時期は落石が起きやすいとしている。
アウトルック紙より

アウトルック紙より


 


 

熊が冬眠から目覚めています

 

  この時期、冬眠を終えてお腹を空かした熊は食べ物を探して歩き回っています。学習能力の高い熊は、人間のいる地域のゴミなど食糧になるものの味を占めると必ず戻ってきます。このようにして人間のいる地域に頻繁に入り込むようになった熊は、危険と見なされ射殺されたり交通事故に遭ったりして、死に至る可能性が非常に高くなります。
  野生動物に囲まれて暮らす国立公園の住民として、屋外のゴミ、ペットの餌、空き缶や空き瓶、使用後のBBQグリルなど、熊をおびき寄せる可能性のあるもの全て、責任を持って片付けてください。

 

4月24日は地球の日

 

  世界各国で行われているアース・デイ(地球の日)は、美しい地球を愛し、守るために行動する日です。4月24日(日)には、バンフでも関連イベントが行われます。
  朝の7時に始まるバード・ウォーク(野鳥を楽しむ散歩、集合:ケイブ・アベニューからワーナー・ステーブルズへ入る道)は、野鳥の活動が活発な朝の数時間を狙って身近に生息する多種の野鳥を楽しもうというもので、参加は無料。鳥の本と双眼鏡があると役立ちます。
  バンフ大通り公園では11:00〜15:00、ハイブリッド車、リサイクル、庭や芝生のケア、水質保護など、環境にやさしい暮らし方について楽しく学べる様々な催しが行われます。

 

 

有害ゴミ回収&ペンキ交換の日

 

日時:4月24日(日)10:00〜14:00
場所:ビーバー・ストリートのリサイクル場


  アースデイの催しの一環として行われます。普通ゴミで捨てると環境汚染につながるものを無料で引き取ってもらえます。化学洗剤、殺虫剤、カーワックスなど、入れ物に有毒なことを示すどくろマークなどが中心ですが、揚げ物が終わった油や電球、乾電池なども回収してもらえます。油はながしの排水口などに流すと、環境に悪影響を及ぼすだけでなく、パイプを詰まらせ、汚水の逆流を招く可能性もありますので、ご注意ください。
  同時に、使いかけのペンキの回収や提供もしているので、この機会にぜひご利用ください。

 

日系商工会、恒例「春のお掃除」

 

  バンフ日系商工会は、5月14日(土)、毎年恒例の「春のお掃除」を主催します。夏に向けてバンフの町のゴミ拾いをし、日系住民として町に貢献しましょう。終了後には、感謝と親睦を兼ねたランチをご用意しています。(無料)
  基本的に、参加は所属団体ごとに日系商工会にて受付けていますので、所属先にお申し込みください。また、日系商工会に加入していない会社にお勤めの方など、個人の参加も大歓迎です。個人参加ご希望の場合の窓口は、バンフタイムズになります。ファックスまたはメールで、代表者の名前と電話番号、参加人数をお知らせください。(Fax 762-3132/banfftimes@telus.net
  その他、集合時間・場所などの詳細は、次号のバンフタイムズでお伝えします。皆さんぜひ奮ってご参加ください。

アルバータ州の器械体操選手権、バンフで開催

 

日程:4月29日(金)〜5月1日(日)朝・昼・夜の三部
場所:レクレーション・センター


  アルバータ州内の器械体操選手が、技の難度や美しさなどを得点で競い合う選手権「Alberta Provincial Championship」がバンフで開かれます。男子6種目(ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒)、女子4種目(跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆか)が行われ、選手、コーチ、審判を含め総勢550人が参加する一大イベントです。
  バンフからも日本人選手を含む5人が出場します。入場料などの詳細は、日本語で以下までお問い合わせください。762-8023(20:00〜21:30)

 

 

 

投稿欄  
〜バンフ・スプリングス・スネイルはカタツムリではありません〜

  前号に「バンフ・スプリングス・スネイル」に関するニュースが掲載されていましたが、この「スネイル」を「カタツムリ」と訳すことに私は異議を唱えます。
  英和辞典で「Snail」を引くと「カタツムリ」と出てくるので間違いやすいのですが、カタツムリとは陸上に生息する巻貝の総称です。「バンフ・スプリングス・スネイル」は水中に棲む巻貝なので、カタツムリと呼ばれてしまうと、私にはかなり違和感があります。「バンフ・スプリングス・スネイル」の学名は「Physella johnsoni」と言い、サカマキガイの仲間という事になります。「Physella」は、水生の貝の基眼目(モノアラガイ目)であり、柄眼目(マイマイ目)である陸生のカタツムリとは、分類学の目レベルで違う貝です。ご参考まで。

川野淳

 

編集者から
 水陸両性のカタツムリがいるのかな、なんてあいまいな考えで「温泉に住むカタツムリ」などと書いたのが災いしました。ご指摘いただいた通り、カタツムリは陸上に生息する巻貝の総称で、バンフ・スプリングス・スネイルは水中に生息する巻貝でした。しかも貝の巻き方が左巻きということで、「Physidae」という同一の科名からしても、淡水産の「サカマキガイ」の仲間にあたることが判明しました。訂正してお詫び申し上げます。

* 投稿したいことがある方、あなたの声をぜひお聞かせください。 banfftimes@telus.net

 

 

 

キューブヘルプラインから
〜 郵便物の宛先に注意 ! 〜

<郵便物が届かない?>
  バンフでは郵便物は家まで配達されず、代わりに郵便局の私書箱に配達されます。そのため「アドレスは?」と聞かれた時、自宅へ直接届く宅配便でない限り、P.O. Boxナンバー(郵便物が送られる私書箱の番号)を伝えなければなりません。つまり、"Mailing Address"は、P.O. Boxナンバーとなるということです。
  これに対し、自宅へ直接届く宅配便などの送り先は、"Street Address"です。バンフではこのふたつが存在するため、郵便物や宅配便の紛失が多く起きています。大事なものが送られてくる場合、ストリートアドレスとP.O. Boxナンバーの両方、更に電話番号を明記しておくのが賢明でしょう。

<P.O. Boxの設置>
  郵便局で直接手続き(無料)をして下さい。開設には、写真付IDとストリートアドレスの提示が必要です。P.O. Boxの開設は、3ヶ月以上の滞在を予定している人しか行うことができません。

<EMSと普通郵便>
 日本からカナダに荷物を送る際、日本の郵便局ではEMS(国際スピード郵便)という方法が薦められているようです。EMSで送られる郵便物は、カナダに入ると郵便局ではなく、ピューロレーターという宅配会社に配達が委託されます。そのためバンフでは、郵便局のP.O. Boxではなく自宅に直接配達されます。この場合、宛先にP.O. Boxナンバーしか書かれていないと、宛先不明で送り返されてしまいます。
  逆に普通の航空便や船便は郵便局のP.O. Boxに配達されるので、ストリートアドレスだけでは宛先不明で送り返されてしまいます。

<EMSに注意>
 EMS(国際スピード郵便)で送られる郵便物には、送り主が払った郵送料の他に、関税と仲介業者の手数料が受取り主に科されます。普通郵便だと手数料はなく、郵便物を受取る際に関税の支払いだけを請求されますが、EMSの場合は、受取った後数ヶ月以内に関税と手数料の請求書が送られてきます。最近ではこの支払いを怠ると、利子や取り立てがあるようです。また、EMSで送られてくる郵便物には、宛先がきちんと記されていても、宅配時の紛失がとても多いようです。これらの理由から、バンフタイムズではEMSの利用をお勧めしていません。

 


 

 


 

ワーホリ・ダイアリー

 

 

  2001年夏にワーキングホリデーでバンフに来て以来バンフに住み続けている私が、その頃書いた日記を読み返してみた。

  人は標高が高いところにいると「よく眠れる」という話しを聞いた。ここバンフの町は標高約1400m。慣れないはずの安ホテル、しかも18人部屋のドミトリーで寝泊りしている私でさえ、毎日しっかり9時間は眠っている。
  バンフに来て8泊、私はバンフの町からすぐにあるYWCAという1泊22ドルのホテルに滞在した。ここには、世界各国からカナディアンロッキーを目指して旅してきたバックパッカー達が多く滞在している。友人同士で来ている人もいるが、一人旅で来ている人たちも多い。私も一人で滞在している中の一人だ。
  初めての晩、私は誰とも会話をすることが出来なかった。隣のベッドでは、初めて会った者同士が、楽しそうに自己紹介や、自分が今まで旅してきたことなどをおしゃべりしている。もちろん英語だ。私は、ガッチリと自分の殻の中に閉じこもってしまった。
  次の晩、同じ部屋に日本人の女の子が入ってきた。その女の子は、決して流暢とは言えない英語で、隣のベッドのおばさんに一生懸命話し掛け、会話をしている。私はその女の子に話し掛けた。
  「なぜそんなに上手に英語で会話ができるの?」
女の子は顔を赤らめながら言った。
  「全然上手なんかじゃないよー!」
  そうだ、そうなんだ。今まで自分がやってきたことを、片言の言葉でもかまわないから、とにかくやってみればいいのだ。
  3泊目、ホテルのフロントに寄ると、部屋を替えてくれと言う。移った部屋には、トイレもシャワーもない。私が部屋へ行った時、シャワーを浴びてきた様子の二人の女性がいた。そして私は、「すいませんが、シャワーがどこにあるか教えていただけませんか?」と、英語で言ってみた。私は一言発した後、不思議なことに、部屋の中の人たち、同じホテルで滞在している人たち、街を歩いてすれ違う人たち皆が、きちんと“人”に見えてきたのだった。
  そして5泊目の晩、私が一人でホテルのレストスペースにいると、一人の白人が話し掛けてきた。名前はパトリックという30代半ばぐらいの男性だった。男性ということで、始めは警戒していたのだが、私の片言の英語でもなんとか理解しようとする彼の姿を見て「過剰な警戒をしなくても大丈夫では」と思うようになってきた。私たちは翌日の正午に、街のマクドナルドでお茶をする約束をした。私は「初のカナディアンの友達が出来るかも」と思い、嬉しくなった。
  お茶を飲みながら会話することで、少しでも自分の英語を上達させたかった私は、ノートと辞書をカバンに詰め、マクドナルドへと向かった。そして、パトリックさんは言ったのだ。「あのゴンドラがある山を登りに行きませんか?」と。
  その山は、町の南側にある標高2285mのサルファーマウンテンという山だ。ゴンドラは観光用とあって14ドルもするので、お金を節約したい私は、登りたくても「どうしようか」と思っていたのである。パトリックさんの話しを聞いていると、「山に登る」というのは、ゴンドラに乗るのではなく、歩いて登るということだということがわかった。そして、降りのゴンドラは無料とのこと。これは、行くしかない。
  パトリックさんと二人で、登り2時間のコースを1時間半で登りきった。頂上近くまで行った時、眼下に広がるバンフの町とボウ川と向こう側に広がるロッキーの山々を見た。山の中腹あたりには雨が降っているようだ。
  するとどうだろう! 晴れた山頂近くにいる私の下に、虹が掛かっているではないか! なんて素晴らしく、幻想的な景色だろう! 私はしばらく言葉をなくした。

  パトリックさんとは、それ以来会っていない。(メールアドレスは聞いたが)ホテルで一緒に滞在した人たちとも、もう会うことはないだろう。しかし、私にとって、本当に大切な人たちであることは変わらない。私は、この安ホテルでの滞在で“一期一会”というものを体感できたと思っている。

※標高が高いと良く眠れる、という話に裏付けはありません。

モモセトモ

 

 

 

 

 

土と水と太陽と 
〜ガーデニング日記 @何を育てる?〜

 

 

  雪が解けて土が見え始めるこの時期になると、この春育てる野菜や花のことが気になり始めます。ふた春前になんとなくトマトの苗を買って育てはじめて以来、ガーデニングが楽しくなりました。
  夏の終わりの収穫期までの連載を予定しているこのコラムは、理科の観察日記のようなものです。一緒に同時進行で何かを育ててもらえれば、なお良し。園芸の知識や庭がなくても大丈夫です。鉢植えなら気軽にできる上、日当たりが悪くても移動できます。自分の庭でとれた野菜のジューシーさに感動しましょう。

種を買う
  まだ寒い今の時期は、種を選んで屋内で発芽させる時です。バンフでは「ホーム・ハードウェア」や「セーフウェイ」に多少置いてありますが、キャンモアの「R&D」に多くの種類の野菜や花の種がそろっているのを発見しました。この夏のメニューはインゲン、グリーンピース、ラディッシュ(小さな赤いカブ)とトマト(苗)です。花はポピー、ナスターチウム、朝顔を購入。
  さて、バンフの気候で、しかも鉢植えで育てやすい野菜は、ビーンズ(インゲンなど)、レタス、ほうれん草、ジャガイモ、トマトなどだそうです。特にトマトは、苗を買って育てた方が成功率が高いし、簡単です。ちなみに、種からの私の成功例は、インゲンとラディッシュです。種の袋には、どれだけの日当たりの良さが必要か、育てやすいかなどが書いてあるので、選ぶ時に参考になります。
  今シーズンから初める人は、たくさんの種が蒔けるように大き目の鉢植えをいくつかと「ポッティング・ソイル」という鉢植え用の土を買います。育てるものに合わせて肥料も用意すると収穫量が増えるなどの利点があります。

発芽させる
  種を蒔く前に、袋に書いてある説明を良く読みましょう。いつ育て始めれば良いか、どのように種を蒔くかなどが書いてあります。また、一度に袋に入ったすべての種を発芽させるのではなく、数週間あいだを開けて発芽させて植えると、収穫期がずれて長い間新鮮な野菜を収穫することができます。
  種から発芽し、双葉が出てくるまでは、土を入れた浅いトレイ(シードリング・トレイ)などで育てるのが一般的です。でも、私はいつも本当に発芽するか半信半疑なので、土に植える代わりに水でひたひたにしたペーパータオルの間に種を入れて暖かいところにおいて置きます。乾かないように水を足しながら数日ごとにチェックしていると、種の皮を破って芽が出てくるのがわかります。(こういう時に植物の生命力に感動しませんか?)こうして芽が出てから土に植えるのですが、あるガーデニングの本にはこの方法はあまり勧められないとも出ていました。
  4月の最後の週あたりに以上の作業をはじめるつもりです。次回までに発芽しているでしょうか…。

小林りん

 

 

 

 

 

生活の知恵
〜時差ボケ対策〜

 

 

  身近になった海外旅行。その手軽な旅行で誰もが経験した事のあるのが「時差ボケ」です。そもそも、時差ボケは、出発地の時間帯のままになっている体内時計を到着地の時間帯に即座に変更できない為に起こります。
  そこで、簡単に時差ボケを軽減する方法をご紹介しましょう。残念ですが、「機内食や機内で見る映画が旅の楽しみ」という方々には適応しない方法です。
  まず、出発の日の朝目覚めたら(出発が朝でも晩でも構いません)、腕時計などを到着地の時間に合わせます。同時に、自分自身もその時間帯に居ると思い込み、食事もその時間に合わせてきちんと食べましょう。実際は朝なのに夕食だったり、食事をする時間じゃなかったりするかも知れませんが、脳だけでなく、胃にも思い込ませる事により、新しい時間帯に早く適応できます。
  最後の仕上げは、移動中の機内での睡眠です。到着地の時間に合わせて夜は眠り、昼は起きるようにします。機内では眠れないからと言って、映画を見たり、本を読んだりせず、眠れなくても目を閉じて静かに時間を過ごしましょう。アイマスクと耳栓で、光と音を遮断するのも効果的です。
  これで、到着初日から時間どおりに眠れるはずです。しかし、不幸にして夜中に目覚めてしまう場合も、起きだしたりせず、目を閉じて朝が来るのを待ちましょう。
例:カナダ西海岸と日本を往復する場合

<日本行きの仮スケジュール>
カルガリー発 9:00(日本時間 1:00) → バンクーバー着 9:30(日本時間 2:30)
バンクーバー発 12:00(日本時間 5:00) → 成田着 15:00

  カルガリーを出る前に、夕食のつもりで食事をしましょう。バンクーバーまでは日本の深夜です。一時間半のフライトでも寝ることを心がけましょう。バンクーバーを離陸後の夕食は抜くか、朝食のつもりで食べます。機内での睡眠は、バンクーバー離陸後数時間のみ。

<カナダ行きの仮スケジュール>
成田発 18:00(バンフ時間 2:00)  → バンクーバー着  9:30(バンフ時間 10:30)
バンクーバー発 11:00(バンフ時間 12:00)  → カルガリー着 13:30

  出発前に日本で食べる昼食は、夕食のつもりで食べます。成田離陸後の食事は抜き、映画も観ずに寝ることを心がけましょう。バンクーバー着陸前の食事まで眠り、正真正銘の朝食として食べましょう。できれば、バンクーバーにいる間、または、カルガリー到着直後に昼食を。

沖田信也

 

 

 

 

 

Toshi の人生いろいろ日誌
「このご恩は決して!」

 

 

ある朝の一大事件
 「美味しいね、このグレープフルーツ!」 
  「そうね、カナダでこんなにフレッシュ・・・・・・ア、アッ!」 
クリスマスを目前にしたその朝の突然の事態に、妻の顔を覗き込んだ。
  「ど、どうした?」
きまり悪そうな彼女の顔、そしてひとこと。
  「サシバ!」
  「え、サシバって君の差し歯か!折れたの?」
うなずく彼女。条件反射的に瞬時に生産される私の冷たい宣告、「いやしん坊! しかも早く食べ過ぎるからダ・・・!」という言葉をググッと飲み込んで、彼女の答えを待つ。
  「どうも種を噛んで折れてしまったみたい。」
  「種まで愛してしまって、困っタネ!」なんて寒いジョーク、この非常時に言えないし、彼女もそれどころではないようだ。
  折れたのは、真正面の上の歯。これは絵になるゾ! と、デジカメに手をかけようとする誘惑もよぎったが、(もしその実行犯にでもなったら、「実家に帰らせていただきます!」と強行採決ならぬ、強行妻決されかねない)「接着剤でくっつくかな? それとも・・・」などと、その朝は大騒ぎ。騒ぎに取り残された目玉焼きだけが、寂しそうに渦中の私たちを見つめ、BGMに流していたにぎやかなクリスマスソングがその騒ぎにいっそうの拍車をかけていた。

歯医者へ・・・
  私たちの非常時に必ずご登場願うドラえもん的存在のお方(念のため、ご本人は正真正銘の紳士)にSOSの電話を入れてみると、歯医者行きを提案してくださり、通訳のために同行してくださるということになった。
  しかしながら、よく考えてみると、まだカナダに来たばかりで、保険にも入っていないし、しかも、歯の保険は、日本と違って別口で入らなければならないことも聞いたことがある。 通訳者ご夫妻に聞いてみると、カナダの歯医者はかなり高額で、口を「あ〜ん」と開けただけでもびっくりするくらいの治療費を請求されることもあるという深刻な事実を告げてくださった。それでも、祈って出掛けよう! ということになった。妻が笑うたびに吹き出してしまっては、夫婦関係のサシバ? も折れてしまうし・・・。 
  初めての歯医者。頭の中では、請求された治療費に卒倒する自分の哀れな映像がオンエアー。治療室に向かう妻と通訳者を見送ってソファーに腰を下ろすが、落ち着かない。治療器具の金属音が、先ほどの映像をより鮮明にしてゆく。
  治療室では、通訳者が懸命に、「この婦人は牧師の奥さんで、ついこの前、日本から・・・」と、熱のこもった解説をしてくださっていた。ふと、医者が通訳者に質問した。「ところで、あなたはさっきから患者さんと反対向きになって話しているけど、どこか調子でも?」と。通訳者いわく、「この奥さんに、『絶対に私の治療中の顔を見ないでください!』と言われたんです」。どこかのB級ホラー映画のようなお告げ、でも、彼はそれを忠実に守り、無事に差し歯の応急処置がなされた。

メリークリスマス!?
  妻のスマイルをまともに見られる感動もそこそこに、支払いのためにカウンターに向かった。後がない武蔵の心境、まさに手にはクレジットカードと小切手の二刀流。そのとき、スマイルを白衣で包んだような受付嬢から優しく投げかけられたことばは、「メリークリスマス!」
  私、「え、はい、そう、メリークリスマス! ね!(少し早いけど)」緊張でこの季節のことばがどこかへ出張中だった。しかも、牧師なのに・・・と反省しつつ、「で、支払いをしたいのですが・・・」と、自分を現実に戻しつつ、ひきつった笑顔で質問する。すると、「メリークリスマス」とスマイルさん。「ですから、はい、メリークリス・・・」と、私。
  エンドレス会話に終止符を打つべく、通訳者が再登場。
  「つまり、Free、タダ、特別料金、あなたがたにメリークリスマスっていうことですよ!」
  「エエェ〜ッ!? そんなぁ!!」・・・・緊張から緩和へ、そして喜びの爆発へ。このミラクルと歯医者さんへのサンキューの連発がしばらく続いた。私も、そしてあのお告げを解かれた通訳者も、歯科医院を喜んで出る妻のミラクルサシバがキラリと輝いたのをしっかりと見届けた。
  歯医者さん、それから忠実な通訳者さん、このご恩は決して決して忘れません!!
 
お役立ち聖書の言葉
「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。」(詩篇23篇1節)

Grace Japanese Christian Church
牧師 村仲俊朗

 

 

 

Let's Talk Like Canadians!! 

〜英会話ワンポイントアドバイス〜

 

To Keep Up With 
= (他の人に) 遅れないようについていく
= (世の中の傾向、流行などの波に)乗り遅れないようにする
= (物価の上昇などに)対応する


Keep Up With する対象が人や物事、あるいは状況のいずれでもこのフレーズが使えます。

●Situation 1 
Fred:
Anne, would you like to go running with me tonight?
Anne: That would be great, but I think I will have trouble keeping up with you. You are an Olympic athlete!
Fred: Don't worry about that. You run everyday! You will be fine.

●Situation 2 
Teacher:
Billy, did you do your homework?
Billy: No, I didn't.
Teacher: Billy, if you don't do your homework, you can't keep up with your classmates.

●Situation 3 
Blake:
It's getting difficult to live in Canmore. The cost of living here is going up so quickly!
Carl: I agree. My salary can't keep up with the high cost of living. The average home is $375,000! I'll never be able to buy a house.
Blake: Perhaps it's time to think about moving to Cochrane.

BY Susan Taylor (Banff Education Centre講師)

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 今号の投稿欄をお読みいただけたでしょうか。動植物の名前を訳す時に特別な注意が必要なことを実感させられた出来事でした。
 それにしても、こちらの間違えを指摘してくださる方がいるというのは、とてもありがたいものです。地元のガイドさんらにとっては、特に貴重な情報であったことと思います。今まで、バンフタイムズを情報源としてお仕事にご利用いただいていたガイドさん、「もうバンフタイムズは信用できない」なんて言わないで下さい・・・。
 今後、細心の注意を払うことは言うまでもありません。ガイド業の方に限らず、皆さん引続きご愛読いただけることを願っております。(り)

 

 

 


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