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Issue 204           2005月5日更新


 

熊、冬眠後の活動開始

  バンフ町の周辺地域を活動範囲とするグリズリーベア二頭が、冬を過ごした巣穴を去り、活動を開始していることが無線信号により確認された。熊を町中心部へおびき寄せないよう、町民にはゴミなどの適切な処理が呼びかけられている。
  無線信号を発する首輪が装着されているこの二頭は、「ベア66」と「ベア77」としてパークスカナダに知られている。昨年二頭の小熊を産んだ「ベア77」は、国道一号線の北側を好んで活動している。数年前、バンフ大通りに姿を見せた「ベア66」は、国道一号線を越えて町に入り、周辺部で子エルクを捕ることで知られている。
  「無線信号によると、これらの熊は動き回っている。初春の青い草にありついているところだろう」と、パークスカナダのワーデン(森林警備隊)であり、人間・動物間の問題を専門に研究しているRon LeBlanc氏は述べた。
  4月16日(土)には、国道一号線キャッスル・ジャンクションから東へ10kmの地点で、一頭のグリズリーベアが目撃されている。
  熊の好物のバッファロー・ベリーが昨年不作だったことや、熊がゴミをあさる事件が昨年多発したことから、ワーデンは今春熊が町に表れる可能性が高いとしている。「(昨年)シェファーディア(バッファロー・ベリーの別名)が不作だったので(十分な蓄えなしに冬眠に入った熊たちは)、お腹を空かせて冬眠から出てくるだろう。こういう状況の時はよく、数頭のブラック・ベアを町で見かける」とLeBlanc氏。パークスカナダは、学習能力の高い熊がゴミをあさることに味を占めないよう、町民にゴミの適切な処理を呼びかける活動を現在活発に行なっている。
  1970年代から1980年代にかけて、バンフでは熊に関する問題が多発した。しかし、ミネワンカ・ゴミ集積場の閉鎖と、熊が開けられないような仕掛けを施したゴミ箱の普及後は減少しており、2000年から2003年の3年間では、熊がゴミ箱をあさる事件は3件しか起きていなかった。ところが、昨秋、一ヶ月間に7件もの同様な事件があり、パークスカナダは事件があった町内のレストランのゴミ置き場を電気フェンスで囲むなど前代未聞の措置をとった。

アウトルック紙より

 

サルファー山へ新しいバス路線

  5月1日(日)からバンフ・トランジット(バス)に三つ目の新しい路線が加わることになった。カリブー・ストリートとサルファー山のゴンドラ乗り場を往復し、途中のリムロック・ホテルなどで停車する。
  5月1日から始まった夏スケジュールでは、バスは朝6時半から深夜12時まで30分おきに運行。運賃は$2。

クラグ・アンド・キャニオン紙より

 

とがったフェンス、禁止へ

 バンフ町は、今後建設される建物を対象に先のとがったフェンスの設置を禁止する条例を制定する見込み。これは、フェンスを飛び越える可能性のある動物(特にシカなどの有蹄類)を守るために提案されたもの。
  町役場の開発計画担当マネージャーのRandall McKay氏は、現存する建物の設計ガイドラインを定めた条例について、「この条例の修正の根拠になるような出来事が過去に何件か起きている」とした。
  2002年には、マスクラット・ストリートのフェンスを乗り越えようとして負傷したエルクをワーデンがやむを得ず安楽死させるという出来事があった。このようなことが起こるのは稀だが、それでもパークスカナダには過去10年間、フェンスを飛び越えようとして怪我を負った動物の通報が数件寄せられている。「嬉しいニュース。修正案が提案されて良かった。(中略)あのエルクの安楽死直後、フェンスのとがった部分を切り落とした住民もいた。(中略)まだ若い動物がフェンスを飛び越えようとして足を折ったりお腹の皮が破けたりする。大体は怪我をするだけだが」と、パークスカナダで人間・動物間の問題を専門に研究しているRon LeBlanc氏は述べた。
  この条例は、今後建てられるフェンスを対象にしており、過去に建てられたフェンスに対しては適用されない。「過去にさかのぼって適用するつもりはない」とMcKay氏。

アウトルック紙より

 

DNA、野生動物調査の鍵に

  北米中の国立公園を通る道路のなかで最大の交通量があるバンフ国立公園内の国道一号線は、貴重な野生動物の生息地を南北に分断している。このため、公園内には野生動物用に24の横断設備が設けられており、この設備の効果に関する調査が5月初めから行われる。
  これは、通過する動物の体毛を採取し、そのDNAデータから横断設備を使用する動物の詳細を割り出す研究。パークスカナダとアメリカの複数の私営組織が共同で行っている3年がかりの調査の一環としてバンフ国立公園内で行われる。対象になるのは、最も動物の使用率が高く、人間の使用率が低い二つのアンダー・パス(道路を地面より高くし、その下をくぐらせた広い通路)。
  このDNA調査では、アンダー・パスに粘着テープを設置して、通過する動物の体毛を採取する。狼やクーガー(猫科の動物)などの大型の肉食動物を対象にしており、特に熊の情報収集に重点が置かれる。これまでは、通路に細かい砂を敷いて動物の足跡を確かめるなどの方法が取られてきた。
この調査について、キャンモアの野生動物生態学者のTony Clevenger氏は、「(アンダー・パスを)使用する動物の性別や他の動物との家族関係など、より正確な情報を得ることができる」と述べた。このような調査から得た情報は、アンダー・パスのような横断設備の必要性を主張する際に役立つと共に、設置をためらっている世界中の機関を納得させる材料になると同氏は言う。
  昨年の夏に試験的に行われた同様の調査では、同時に設置されたビデオカメラの映像により、シカなどの有蹄類は、採毛テープなどの設置に特に動揺した様子を見せず、アンダー・パスで休憩したり、草を食べたりすることがわかっている。この他、クーガー一頭、狼三頭、ブラック・ベア三頭がアンダー・パスを通過せずに引き返した。この夏の調査の総計では335頭の動物が通過し、125頭が引き返した。報告書は、「この125頭の大部分は有蹄類で、アンダー・パスで分断された生息地を行き来するのではなく、パスの周辺部で草を食べていたもの」としている。
  今年の採毛調査が成功を収めれば、今後同様の調査がオーバー・パスなどの他の横断設備にも利用される予定。「これがうまく行くようなら、本格的な調査に取り掛かるというのが(この夏の調査の)趣旨」とClevenger氏は述べた。

アウトルック紙より

 


 


 

SINナンバーの代理人申請に追加書類

 

  2004年3月下旬号でお知らせしたSINナンバーカードの代理人申請ですが、最近新たに追加書類が必要になりました。以前は申請用紙、パスポートとビザの原本、そして更新の場合は今まで保持していたSINカードを代理人が持参すれば申請できましたが、現在では委任状が必要になっています。書面に申請者本人が代理人に申請を委託する旨を明記し、上記の書類と共に提出してください。

 

 

“Banff's Best”へ参加しよう!

 

日時:5月23日(月)19:00〜21:00
場所:インフォメーション・センター(224 Banff Ave.)

  バンフ・ヘリテージ観光協会が主催する無料講習会"Banff's Best"の日本語版です。この講習会は、世界遺産に指定され、毎年多くの観光客が訪れるこのバンフ国立公園で働く若者に、町の歴史や周囲の山々など「ローカル」としての基本知識を持ってもらおうと始まったもの。職業に関わらず、知っておくと便利なことが盛りだくさんです。
  参加希望者は、Dave Verhulstまでメール(info@mphia.org)または電話(760-2854)でお申し込みください。また、会社単位でのプライベート講習会(無料)もこの連絡先で受付けています。

 

フリーマーケット

 

日時:5月7日(土)10:00〜14:00
場所:バンフ・レクレーション・センター


  バンフのデイケア(託児所)主催のフリーマーケット。洋服、小物、家具、子供用品など様々なものが売りに出されます。(入場$2)。さらに、売りたいものがある方は、出店も可能。ひとテーブル$20、ふたテーブルは$35です。この入場・出店料はデイケアの支援に充てられます。出店のお問い合わせはお電話で。762-3339

 

 

バンフ日系商工会よりお知らせ
「春の大掃除&BBQ」

 

集合日時:5月14日(土)10:30 am
集合場所:コンパウンド・ロード、線路手前右の駐車場
持参:軍手、路上での作業なので安全のため目立つ上着

 毎年恒例のバンフ日系商工会主催「春の大掃除」の時期が今年もやってきました。夏に向けてバンフの町のゴミ拾いを行い、日系住民として町に貢献しましょう。ゴミ拾い終了後は、親睦を兼ねて無料ランチも用意しています。ぜひ奮ってご参加ください。
 なお、ランチ用意のため、参加者の人数把握を行っています。日系商工会に加入している会社や店舗にお勤めの方は、勤務先を通して参加申し込みをして下さい。その他、個人の参加も大歓迎です。ご希望の方は、バンフタイムズまでファックスまたはメールで、代表者の名前と電話番号、参加人数をお知らせください。(Fax 762-3132/banfftimes@telus.net

★当日、雨の場合は中止になりますが、小降りで催行が不確かな場合は、代表者の方が当日朝9時半以降に日系商工会連絡係の遠藤(762-7789)までご連絡下さい。

 

バード・ウォークが始まりました

 

日時:6月13日までの毎週月曜日、7:00 am〜
場所:ケイブ・アベニューからワーナー・ステーブルズに入る道


 毎春行われる「ベア・ソサエティー」(The Banff Environmental Action Research Society)のバード・ウォークが、今年も5月2日(月)から始まっています。
  「バード・ウォーク」は、野鳥の姿やさえずりを楽しみながら行う散歩です。ベア・ソサエティーによるバード・ウォーク(参加無料)は、ボランティアガイドが付くので初心者でも十分楽しめます。
  早朝はまだ寒いため、手袋や帽子などで暖かく着込み、ぬかるんだトレイルもあるのでハイキングブーツで参加することをお勧めします。双眼鏡は持参するに越したことはありませんが、借りたりシェアすることができますので、なくても参加は可能です。(約2時間のイベントですが、途中で抜けることもできます。)

 

 

 

日本語学校、先生&ボランティア、新入生募集

 

 

  バンフ日本語学校では小学生を教えてくださる先生と、授業のお手伝いをしてくださるボランティアの方を募集しています。特に資格は必要ありません。子どもたちに日本語を教えてみたいという熱意をお持ちの方、ぜひご連絡ください!  授業は毎週土曜日、午前9時〜10時、ハイスクールで行っています。
  また、新入生も募集しています。5歳からの幼稚園レベル〜小学校高学年レベルまでクラスがあります。
  詳細、ご質問等は大野まで(678-9481)お願いします。

 

 

 

日本人春のゴルフ大会開催

 

日時:5月25日(水)11:10 am〜(第一組目)
場所:バンフ・スプリングス・ゴルフコース
参加費:$100(グリーンフィー・電動カート・賞品・パーティー代を含む)、パーティー不参加の場合は$80

  今年もゴルフのシーズンがやってきました。毎年恒例、日本人春のゴルフ大会が開催されます。予定組数は6パーティー、ルールはダブルぺリア(新ペリア)方式。大会後の17:00より杉乃家にて、パーティー(別途飲み物代)も予定しています。参加お申し込みの締切は5月15日(日)ですが、先着順にて枠が一杯になり次第締め切りとなります。
  お申し込みやご質問はバンフツアーサービスの横森、小田切まで。

Tel. 762-8881 Fax:762-4888
  なお、協賛金、協賛品を同時に募集しております。皆様のご協力お願い申し上げます。

 

 

キャンモア・チルドレン・フェスティバル

 

日程:5月20日(金)・21日(土)

  毎年恒例の子供のためのフェスティバルです。歌、劇、アクロバットや工作など様々なイベントが満載。詳しくはウェブサイトまで。www.canmorechildrensfestival.com
  イベントを手伝ってくれるボランティアも募集しています。ご希望の方は、Suzanneまでお電話を。609-2550


 

EMSについての新情報

  前号でお伝えしたEMS(国際スピード郵便)に関する情報の一部に間違いのある可能性が出てきました。これは、今までストリートアドレスに直接届けられていたEMSがP.O. Boxに届いた例が4月25日(月)に一件あったためです。
  この編集部宛のEMS扱いの書類には、ストリートアドレスとP.O. Boxナンバーの両方が記載されており、郵便局で受取った際に写真付き身分証明書を提示しなければなりませんでした。(普通郵便の場合、受け取りの際に身分証明書の提示を求められることは通常ありません。)日本の郵便局のサイトでこの郵便物の追跡をしたところ、バンクーバーのピューロレーターを経由したことはわかりましたが、最終的に郵便物を扱ったのは郵便局です。このケースが例外でない限り、EMSの届く先がP.O. Boxに変った可能性があると思われます。
  このことから、今後日本からEMS郵便を受取る予定のある方は、念のためストリートアドレスとP.O. Boxナンバーの両方を明記することを送り主に伝えることをお勧めします。
  弊紙では今後この件に関して詳しく調べていく予定ですが、今後EMSを受取った方がいらっしゃいましたら、ぜひ実例として参考にさせていただきたいと思います。ご協力いただける方は、編集部までご連絡ください。762-5991 または banfftimes@telus.netまで。

 

 

 

キューブヘルプラインから 〜海外旅行保険について〜

海外旅行保険の定義
「海外で突発的に起こった事故、病気で医師の診察
 または治療を受けた時に保険金をお支払いします。」

(ある海外旅行保険会社の保険証書より)


  ここにあるように、海外旅行保険とは、あくまでも海外旅行中の突発的な怪我、病気に対応するものです。ワーキングホリデーや旅行でカナダに来られる方の多くは、海外旅行保険に加入されてると思います。しかし、最近「おやっ?」と思うようなことをよく聞きます。

@スキー、ボード中に発生した怪我は保険が降りないのか?
  これは、例えば「転んで足を捻った」など、原因が明確な怪我であれば保険の適応内です。ただし、自分の既往症とも言える「去年、靭帯を伸ばしていて、同じところが痛い」と言うのは、もともと自分で持っている怪我(または病気)であり、突発的に起こった怪我とはみなされず、保険適応外となる事もあります。

A「自分は大丈夫」と思われてる方
  こういう方が意外にいらっしゃいます。しかし、いつ何が起こるかわからないのが怪我、病気なのです。万が一、海外保険に加入されてない方が病院での診察、治療を受けると、最低$500以上の医療費になります。海外保険を使わないに越した事はありませんが、より安全、安心に海外生活を送るためには保険は大事な役割を果たします。

B骨折などで予定より早く日本に帰りたいが、保険で飛行機代は降りるのか? 
  これには、各保険会社の諸条件があり、全てに対応してくれるわけではありません。また、その方の怪我、病気の状態にもよるので、一概には断定できません。

Cキューブヘルプラインとは? 
  日本語が通じないカナダで病院や診療所に行くのは、誰でも不安なものです。キューブは、医療機関への通訳、保険会社に提出する書類の作成、(患者様自身がその場で支払いをしなくて済むように)医療費の立て替えを無料でお手伝いしています。

  自分の身に起こった怪我や病気にきちんと対応してくれるのが海外保険です。間違った認識や噂に惑わされないようにしてください。海外生活や旅行中にも関わらず、保険未加入の方もごくまれにいらっしゃいますが、「何か起こってからでは遅い!」というケースを何度も見た経験から、保険の重要性をお知らせしたいと思います。
  皆様がカナダで楽しい時間を過ごせますように、心から願っております。

佐々木亜衣
Cube Help Line

 

 


 

 


 


「バカは高い所へのぼる」
〜春のハイキングスポット紹介〜

 

 

  「バカは高い所へのぼる」という言葉を聞いたことがある。その語源は知らないが、「バカ」という日本語を「クレイジー」という英語に置き換えたら理解しやすい。スキーやスノーボードに狂うように、山登りに夢中になる人もいる。
  私自身を語れば、東京に居た20代前半、山登りが趣味の上司を「変わった人」と見ていた。小学生の頃に地元の筑波山(876m)を登らされ、その苦しい体験が後々まで記憶にあったからだ。「どうして、こんなに苦しい思いをしてまで山に登らなければならないの?人はもっとラクに生きるべきだ」と、疲労困憊の子供心に深く考えた。それがバンフに来てから頻繁に山登りをするようになり、私自身が「変わった人」になった。汗をかいたり苦しんだりすることが快感になり、頂上から絶景を眺望したときには、地球の頂点に立っている感覚を得られる。
  人それぞれの楽しみ方があると思うが、山登りが好きな人へ。混雑する夏を前におすすめの、キャンモア付近の山々を簡単に紹介したい。

■マウント・レディー・マクドナルド (Mount Lady Macdonald 2605m)

往復約6〜7時間
  初代カナダ大統領夫人の名前がついた山。クーガー・クリーク・ブリッジ駐車場から出発する。ビッグホーン・シープの群れに会いやすい。この写真のモデルにもなった。ティーハウスと呼ばれる建物から岩場を歩いて頂上へと向かう。本当の頂上へ行くには、狭い稜線を歩いていかなければならず、かなりの危険を伴うのでおすすめできない。その手前の頂点からでもキャンモアの町や山々を大きく見渡せる。

 

■ハ・リン・ピーク (Ha Ling Peak 2408m) 
往復約3〜4時間
  以前は、チャイナマン・ピークと呼ばれていた山。スプレー・レイク・ロードのゴート・クリーク駐車場から道路を交差して歩き始める。森の中のトレイルを登り抜けて砂利場になる。頂上からは、キャンモアの町とその向こう側にマウント・レディー・マクドナルドが見える。反対側は、カナナスキスの山々が広がる絶景だ。


■ハート・マウンテン (Heart Mountain 2135m) 
ループ約6時間 
  キャンモアからカルガリー方面へ。エクスショウを越えた辺りで、ハイウェイ右手にある頂上がハート型に見える山。初めから急な勾配のトレイルを登って行き、ロッククライミングのように四足を使って越えなければならない地点が2箇所ある。頂上からは、ヤムナスカやカナナスキスの山々、カルガリーの町も遠くに小さく見える。帰りは、同じトレイルではなく環状線(ループ)になった稜線を歩く方がよい。登りのトレイルよりもなだらかで歩きやすく、森に入るまで景色を存分に楽しめる。

*時間やトレイルの内容は、あくまで私個人の見解です。これらの山を初めて登る人は、ガイドブックを持参するか、そのトレイルに知識のある人と同行することをおすすめします。

 

文・写真  岩崎智美

 

 

 

 

 

料理の知恵
〜こんなローストチキンあり?!〜

 

 

  「ビールの缶」、「お尻」、「チキン」。この一見何の関係もなさそうな3つの言葉をつなげた名前の料理がある。  
  友人のBBQに招かれ、何を作るのか聞いた時に返ってきた言葉が、"Beer Can Butt Chicken"。この想像を絶する名前。どんな料理なのか聞いたところ、「えーと、チキン一羽丸ごと買って、お尻にビール缶を差し込んで焼くの」。この後、とめどなく質問が続いたことは言うまでもないだろう。
  ウソのようなこの料理。でも、これが今まで食べたロースとチキンのなかで一番ジューシーでおいしかった。ウソではない。
  作り方を簡単に説明すると、スパイスなどをすり込んだ丸ごとチキン(生、または解凍したもの)を用意して、お尻からビールの缶にかぶせる。この際のビールは、封を開けて缶半分ほどまで飲んだものを使う。写真のように何とも情けない姿のチキンである。
  立てたままのチキンをBBQかオーブンで約1.5〜2時間焼く。開いた缶からビールが蒸発して、チキンを柔らかくするという仕組みだ。焼きあがってから取り出した缶にはビールがまだ残っているが、これは飲まないほうがいいというのが一般論である。
  なんともおおざっぱな料理だが、実はビールを使うきちんとした理由がある。ビールに含まれているイーストと麦芽がチキンの成分と反応し、肉をジューシーに保ち、皮をカリカリの食感にするのである。しかしながら、やはりビール好きが好んで作る料理のようで、ネットで検索するとこんなふざけたレシピも出てきた。


1.ビールをたくさん買う。
2.ビールを一缶飲み干す。
3.もう一缶開け、半分だけ飲む。
4.チキンを用意し、半分だけ飲んだビール缶を立て、上からチキンをかぶせる。
5.倒れないようにして焼く。
6.待っている間に残りのビールを空ける。

  ビールの大好きなカナダ人らしい料理、と言いたい所だが、この料理は北米全土そしてオーストラリアでも作られているらしい。"Beer Can Butt Chicken"以外にも似た名前がいろいろあるようだ。あなたの夏のBBQレパートリーにぜひ加えてみてください。

文 滋賀種夫
写真 岩崎智美

 

 

 

Let's Talk Like Canadians!! 

〜英会話ワンポイントアドバイス〜

 

It serves (one) right = 自業自得だ

「このような結果になったのは、自分自身のせいでしょう?」と相手を諭すようなニュアンスを持ちます。特に悪い結果が生じる場合によく用いられるフレーズです。(one) の部分は、代名詞あるいは名前などに置き換えられます。

例: It serves him right! or It serves Bob right!

●Situation 1 
Billy:
I failed my math test yesterday.
Mother: It serves you right! You have to study so you can pass your exams.

●Situation 2 
Sally:
Did you hear about Pam? She was fired from her job.
Mary: It serves her right. She was always late for work and missed a lot of days.

●Situation 3 
Dave:
Al was caught drinking and driving on the weekend. He lost his license for one year and has to pay a big fine.
Larry: It serves him right. He could have killed someone!

 

BY Susan Taylor (Banff Education Centre講師)

 

 

 

編集長後記


 春先は一年で最も嬉しい季節です。デイライト・セイビング・タイムという日本にはない夏期特別時間のために、急に日も長くなりました。朝の光が山々の背後から煌々とさしてくる時間帯が最も好きで、毎日のこの光を生きる活力にしています。夜型生活をしている方も、たまに朝早起きしてぜひ感じてみてください。バンフに住んでいる喜びが一層大きくなりますよ。(ち)

 

 

編集後記

 

 薄紫色のプレーリー・クロッカスを見かけるようになりました。(トンネル山トレイルの入口付近など)この辺で最も早く開花する花と聞いていたのですが、実際に見たのは初めてです。なんともデリケートな紫色。これからは、いろいろな花が咲き出すのに先駆けて、お花見スポットを紹介していきたいと思います。(り)

 

 

 


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