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Issue 206           2005月2日更新


 

ベア66、三頭の小熊を産む

   子エルクを求めて、バンフの町中やその周辺をうろつくことで知られているメスのグリズリーベア「ベア66」が、三頭の小熊を連れているのが確認された。グリズリーベアは6月前後に交尾を行い、冬眠中に小熊を産む。これら三頭の小熊は昨年末から今年初めにかけて産まれたもの。
  小熊を連れた母熊は、警戒心が高く特別危険なため、パークスカナダでは「ベア66」の無線信号による監視と、町民や観光客への注意の呼びかけを強化すると共に、人間と熊の遭遇を避ける努力を行っている。「エルクが町に来ないように威嚇作戦を行っており、これにより熊も町に来なくなるようにしたい。(中略) 人々が子連れの熊に興味を持つのはわかるが、熊に近付くことを避け、町から離れた場所を歩く時は大きな音を立てながら歩くこと、犬を放し飼いにしないことがとても重要」とパークスカナダ広報担当のMarjorie Huculak氏は述べた。
  5月19日(木)午後6時半頃には、バーミリオン湖手前のフェンランド・トレイルでジョギングをしていたNicky Thomasさんが、「ベア66」とその小熊に遭遇。ぶつかりそうになるほどの至近距離に来るまで熊に気付かなかったThomasさんは、気付いたと同時に熊に背を向け、走って逃げたが、「ベア66」は特に襲い掛かる様子は見せなかったという。「してはいけないこと(熊に背を向けて逃げること)をしてしまったと気付いて、肩越しに後ろを見たけど、熊は私の存在を全く気にしていない様子だった」と語った。翌20日(金)には、バーミリオン湖やフェンランド・トレイル周辺一帯が立入禁止になり、バーミリオン湖沿いの道路も通行止めとなった。
  パークスカナダのRon LeBlanc氏によると、熊に遭遇した場合は、慌てずに落ち着いて堂々とした態度で熊に話し掛けるのが一番とのこと。「死んだ振りをしたらいいのかどうかわからない人は、死んだ振りをするのは実際に熊と接触があった時のみと覚えておいて欲しい」とLeBlanc氏。ベアスプレーの携帯も勧められている。
  「ベア66」は、人間の使用頻度の高いエリアを平気でうろつくことから、人間環境に慣れていると考えられている。しかし、現時点では人間を襲うような態度を見せたことはなく、ゴミを漁ったり、人間の食べ物に興味を示したりはしていないという。パークスカナダは、引続き町民にゴミの適切な処理を呼びかけている。
  この他、現在レイクルイーズ地区には小熊も含めて最低でも5頭のグリズリーベアがおり、この5頭全てが国道一号線を頻繁に横断していることがわかっている。熊を交通事故から守るため、国道の同区間には時速70km規制が敷かれており、車を運転する人の協力が求められている。
  熊の出没によるバンフ国立公園内のトレイルその他の閉鎖情報などは、野生動物ホットライン(760-1330)で入手可能。また、公園内の熊目撃情報はワーデンオフィスまで。(762-1470)

クラグ・アンド・キャニオン紙・アウトルック紙より

 

入園料値上げ反対の町長、オタワへ

  5月19日(木)首都オタワの連邦議会の環境・維持開発委員会で、バンフのJohn Stutz町長が、現在パークスカナダが提案している国立公園入園料引き上げに対して反対意見を述べた。
  町長がこの案に対して反対する主な理由として挙げたのは、「9・11」テロ、イラク戦争やSARSで落ち込み、やっと回復し始めたバンフの観光業や経済への影響。「委員会は真剣に私の話を聞いてくれた。観光業は今やっと回復に向かっているところで、今は入園料引き上げを考慮する時ではないだろうという私の意見に委員会は敏感だった」と語った。
  一方、同じくこの委員会に出席したパークスカナダ代表のAlan Latourelle氏は、入園料引き上げに賛成するプレゼンテーションを行った。連邦政府は2月、パークスカナダの予算を2億9百万ドル増やしたが、同氏によるとそれでも4千万ドルが不足しているという。入園料引き上げはこの不足を補うために行われる。
  パークスカナダの提案は、バンフ、ヨーホー、クートネー、ジャスパー国立公園の入園料を今後4年間で現在の$7から$10(一人当たり)に引き上げるというもの。商業用団体ツアーの入園料は、今後3年間で$4から$8.50(一人当たり)まで引き上げる。この他、キャンプ場使用料や釣りの許可書の値上げも提案されている。

クラグ・アンド・キャニオン紙より

 


 


 

注意! 非機械読取り式パスポート保持者

〜6月26日より査証必要〜

 

 昨年10月22日から始まった「一回目のみ査証必要なし」緩和策の見直しが行われ、5月12日(木)に米政府は、その暫定的緩和策の打ち切りを発表しました。
 2005年6月26日(日)からは、非機械読取り式パスポート保持者は、米国入国前に査証を取得する必要があります。例外を認めず、非機械読取り式パスポート保持者を無査証で米国に来させた航空(船舶)会社に対してUS$3,300の罰金を科すなどの処置がとられる厳しいものです。
 乗り換え目的でも、非機械読取り式パスポート保持者は米入国時に査証が必要になりますので、ご注意下さい。尚、米入国のための査証取得方法は、バンフタイムズの2004年8月上旬号を参考に。(バックナンバーの閲覧は、編集部またはウェブサイトでできます。)

 

 

町勢調査が行われています

 

 バンフ町は、現在町勢調査を行っています。長期滞在か短期滞在かに関係なく、町の職員が各家庭を訪問し、人口統計や雇用状況などを調査しています。こうして収集された情報は、町議会が様々な取り決めをする際の材料となります。調査は、6月末まで行われる予定です。

 

 

IELTS、カルガリーで受験可能に

 

 移民審査の際に受験が勧められている英語テストのひとつである"IELTS"。これまでバンクーバーなどの州外の都市でしか受けることができませんでしたが、新たにカルガリーに試験場ができました。(以下)試験は月一回のペースで行われています。試験日程はIELTSのウェブサイトから国を選ぶと出てきます。(www.ielts.org

Global Village Calgary - IELTS Administrator
North West Travellers Building
515-1st Street, SE, Calgary, AB
Tel (403)543-7300  tjhuck@gvenglish.com

 

 

 

キャンモア有毒ゴミ回収の日

 

日時:6月4日(土)10:00〜16:00
場所:100 Glacier Drive (Elk Run Industrial Park)


 家庭から出る有毒ゴミの無料引取り、使いかけのペンキの無料回収や提供が行われます。有毒な化学洗剤などのほか、使い終わった揚げ物油や電球、乾電池なども引き取ってもらえますので、この機会にぜひご利用ください。
 

 

熊に遭遇したら・・・

 ハイキングやバイキング、キャンプなどをする人は、ベアスプレーを携帯し、なるべく大人数で行動することが重要です。ベアスプレーは、買ったらまず使用方法をきちんと読みましょう。熊はめったに人間を襲いません。パークスカナダでは、万が一、至近距離で熊に遭遇した時にどのように振舞えばよいのかを以下の通りに指導しています。
 まずは、今号のニュースにあった通り、パニックをおこさず、落ち着いた堂々とした声で熊に話し掛けます。急に動いたり、悲鳴をあげたりすることは、熊を驚かすことにつながりかねません。また、話しかけることにより、熊に自分が捕食動物でないことを知らせることができます。
 そして、走らずにゆっくりと後ずさりします。走り出すと、熊は後を追いかけたくなることがあるからです。熊は馬ほどの速度で走ることができるほか、木に登ることもできます。死んだ振りは、追いつかれてどうしようもない時や接触が起きたときにだけ有効な手段です。

法的アドバイスが必要な方

 

 カルガリー大学法学部の学生が、8月までの夏の間、低料金で弁護士サービスを提供しています。利用者の対象は低所得者。一件につき、$30〜50で相談に乗ってもらえます。
Student Legal Assistance (760-3304)
場所:サンダンスモール2階、 営業:月〜木 8:30〜16:30

 

 

自転車泥棒に注意

  バンフでは自転車の盗難に要注意です。自転車に鍵をかける時は、ロックを必ず自転車のフレームとタイヤ両方と地面に固定されているフェンスなどに通しましょう。また、盗難にあった時のことを考え、自転車の目立たない所にしるしを付けておいたり、シリアル番号を控えておいたりすることが重要です。万が一、盗まれた自転車を見つけた際に自分の物と証明することができます。

 

 

ボウ谷のブログ誕生

  インターネット上で簡単に情報交換ができるウェブログ(ブログ)。ボウ谷のコミュニティーのためのブログが新しく登場しました。www.bowvalleyblog.com

 

 

One Hot Summer 2005

 

日時:6月9日(木)14:00〜20:00
場所:100ブロック Bow Ave.(ホワイトミュージアムの裏)

 バンフ町が主催するOne Hot Summerが今年もまた開催されます。このイベントは、バンフとレイクルイーズで働く人々のためのオリエンテーションを目的としており、地元企業の寄付とボランティアで運営されています。
 当日の入場、食べ物、飲み物は全て無料。イベント中は様々なアクティビティーや賞品が用意されている他、40以上の団体のブースが並ぶインフォメーションテントが様々な情報を提供します。
 昨年に引続き、イベントのお手伝いをしていただけるボランティアを募集しています。Tシャツの無料進呈やボランティアパーティーも用意されておりますので、ぜひご参加ください。
 イベントやボランティアに関するお問い合わせはMayumiまで。

Tel: 762-1910/ ohs@banff.ca

 

パスポートに注目
〜米入国用の緑の紙はどうするの?〜

 長年に渡り、何回も米国経由で旅したり米国に入国する度に抱いていた疑問があります。正式には「Form I-94W」と呼ばれる緑色の査証免除(Visa Waiver)書類の半券をどうすべきかということです。これは米入国時にパスポートにホチキスで留められ、通常、有効期限は入国から3ヶ月間になっています。米国出国時には、その書類に関しての審査がなにもないまま米国を去るので、その緑の紙がいつまでも自分のパスポートについているのが不思議でした。
 先日、その状態で米国へあらたに入国しようとした時、入国審査官より大変な叱責を受けました。
 要は、この緑の半券は米国に滞在中に必要なもので、米国出国とともに返却しなければならないとのこと。そうしなければ書類上、出国した記録が残らず、いつまでも不法滞在者として米国の移民局に記録されるので、次回の入国を拒否されることになるということです。
 「でも、どこにも出国審査がなく、付けられた半券を回収してくれる場所はありませんでした」と言い訳すると、「飛行機に乗る寸前、各航空会社の搭乗ゲートカウンターに自ら提出するべき」との回答。

出国前に搭乗カウンターで返却を 
  確かにこの半券の裏の注意書きを読むとそのように明記されていました。乗り換え目的のみでの入国でも、我々日本人はこの緑色のビザウエイバー書類を入国時に記入し、半券を次の出国のための飛行機に乗る時に航空会社の搭乗カウンターへ返却しなければなりません。もう一度結論をまとめると、緑色の半券は米国に滞在中のみパスポートについているべきで、米国出国とともに返却されなければなりません。あいまいだった昔と異なり、特に「9・11」事件からこのことが非常に厳しくなっており、今回の私の場合はなんとか入国させてもらいましたが、この緑の半券がパスポートに残っていたという理由で入国を拒否されたというケースも報告されています。(2件)

返却を忘れたら郵送を
  思わず返却を忘れて出国してしまった場合は、問題の緑色の半券を以下の住所に郵送して下さい。米国大使館や領事館、入国審査官、カナダ政府などには提出しないよう厳重に忠告されています。返却を忘れて出国してしまった人への案内書(英語)のプリントをバンフタイムズ「インフォルーム」でご用意していますので必要な方は、インフォルームへどうぞ。

 

遠藤千晶

郵送返却先:ACS-INS SBU
        PO Box 7125, London, KY 
        USA 40742-7125

 

 

 

投稿欄 〜日本の読者からお便り〜

 突然メールを差し上げますが、5月1日〜6日までカナダに旅をしたものです。バンフで二泊し、ホテルのロビーで貴紙を手にしました。日本語の新聞で思わず読み入ってしまいました。
 バンクーバーについてすぐトロントで一泊、次の日にカナディアンロッキーの観光という定番のツアー旅行でしたが、思い出深い旅をと、朝・晩の自由時間にバンフ駅に列車を見に行ったり、(日本では考えられない長い貨物列車を見たり、幸運なことに限定60本のバンフ〜バンクーバー行きの車両を見たり、女性の駅員さんに親切にしていただいたり)夜はパブに出かけたりしました。パブでは英語が上手く伝わらず店の人も私達も困っていたら、現地で寿司職人をしているという日本人の方に通訳していただき、美味しくビールにありつけました。(5月3日か4日? おじさん二人おばさん二人の平均年齢60才?)
 おもちゃ箱の様な可愛い町ですが、雰囲気は日本に比べると大人の町だな(カナダ全体)と感じました。ロッキー山脈、アサバスカ氷河など、どこも雄大で想像以上のものでした。天候に恵まれ、カナディアンブルーを堪能しました。
 高速道路にも国土の広さを思い知らされました。途中大型のトラックを見かけて声をかけ、写真を撮り合ったり、以前から外国映画では見ていたものの、ずっと興味があった「運転席の後ろはどうなってるの?」という疑問の答えも見つけました。 中を見せてもらいましたよ!
 そんなこんなで、無事日本に帰国しましたが、興奮冷めやらずこうしてメールしてしまいました。皆様の今後の益々のご活躍を遠く日本の石川県・金沢市からも応援しています。

 

石川県 志甫れい子

 


 

 


 


湖情報 〜溶けたてのスペシャル色〜

 

 

 カナディアンロッキーの自慢と誇りは、なんといっても針葉樹の森に点在する湖です。冬の間、凍りついて雪に埋もれていた「ロッキーの宝石たち」が、今それぞれに輝きはじめます。
  この溶けたばかりの湖の色は、シーズン中この一瞬しか見ることのできない貴重なものです。ロッキーの湖特有の白く濁ったエメラルドグリーン色は、水源となる氷河から「ロック・フラワー」と呼ばれる物質が湖に流れ込むことによるもの。湖よりも標高が高いこれらの氷河は、溶ける時期もやや遅れます。したがって、氷河がまだ溶けていないこの時期だけは、「ロック・フラワー」の混入が少ないために湖の透明感が高くなり、貴重な「溶けたて色」に見えるのです。
  ただ、どこの湖も夏中、氷河湖特有のエメラルドグリーンが天下逸品。この時期にしか見ることのできない「スペシャル色」、それに間に合わなくてもロッキーの誇り「エメラルド色」をぜひ見にお出かけ下さい。(下記は5月27日現在の情報です。)

「ウォーターファウル湖」(アッパー&ローアー)
標高の関係上、毎年一番初めに全部溶けます。今とても美しいです。光の加減で北に向かう時に濃いエメラルド色、バンフに戻る時に澄んだ青色に見え、観光客に一番人気とか。また、湖付近では、ムースも頻繁に出没します。

「レイクルイーズ湖」
ちょうど全部溶けたばかり。透明感あふれる「スペシャル色」のみごろです。例年より2週間ほど早いようです。湖の背後に迫るビクトリア氷河の青白い輝きとセットでお楽しみ下さい。

「モレイン湖」
湖までの道路は開通し、道路に雪はありません。湖はまだ、部分的に凍っています。今は水量が少ないのですが、色はなかなか素晴らしく薄いエメラルド色に乳白色が混じったようなまれな色。有名なテンピークスの嶺峰は、今はまだ雪が残り壮大な姿です。モレイン湖では、必ずがれきの一番上まで登って下さい。一枚の完璧な絵のようです。

「ボウ湖」
3分の1ほど溶けた状態。「スペシャル色」は6月初旬から中旬にかけてでしょう。現在の色は透明感あふれる青色。

「ペイトー湖」
溶け具合が例年より早いようです。現在全部溶けたばかりで今が「スペシャル色」。目のさめるような神秘的な濃い青色です。これは毎年の必見です。

Chiaki

 

 

 

 

気まぐれ花鳥雑記

 

 雄大・美観だけでロッキーを語るなかれ。何気ない花や鳥にも意外なロマンがある。視点を変えて覗くロッキーの魅力。

●Rufous Hummingbird アカフトオハチドリ
  "Hummer"の愛称で親しまれる「ハミングバード(ハチドリ)」は、野鳥観察が楽しくなるきっかけを与えてくれます。アメリカ大陸だけに生息する、世界中のバードウォチャー憧れの存在。
  合計300種以上が確認されるハチドリは、メキシコや中南米のイメージが強い鳥。だが、カナダやアメリカもれっきとした繁殖圏。もちろん、カナディアンロッキーもそのひとつなのです。
  1秒間に50回以上もの羽ばたきでホバリング(空中停止)し、長いくちばしで花の蜜を吸う世界最小の鳥。有名な「ナ スカの地上絵」のひとつにも描かれます。
  毎年ボーバレーに帰って来るのは"Rufous Hummingbird"。体長10cmに満たず、体重はカナダの5セント硬貨と同じ3g程度。そんな小さな体で越冬地のメキシコから最北の繁殖地アラスカ南東部まで、実に最長6,000km以上を移動するのです。
  光の反射角がもたらす、のどの輝きは感動!「空飛ぶ宝石」の意味もバッチリ理解できます。

●Canada Goose カナダガン
  ふわふわ感が伝わってきそうな黄色の「ひな」は、見ているだけで微笑ましい。5月中旬頃からお目にかかれます。地面を不恰好に歩く姿しか見たことのない方。た
まには上を見上げましょう。
  お勧めは春・秋の渡りの時期。群れで組むV字飛行は大空によく映えます。特に夕刻は演出効果も抜群!「Fly Away Home(邦題:グース)」の映像みたいです。通常は誰かが乱れたぎこちない「V」ですが、ぴったり息の合った群れもあります。一糸乱れぬV字を見ると、とっても得した気分。V字で飛ぶ利点は2つ。エネルギーの抑制を生んで長距離飛行を可能にする&コミュニケーションが効率良く伝わる。後続は風圧(空気抵抗)が減ることで楽に飛行できる。先頭はその恩恵を受けないので、リーダー格の大きくて強い個体が務めるようです。ときには途中交代も行われるとか。実際にはサイズの違いから、10以上に分類されるとのこと。日本で見るのは体の小さい「シジュウカラガン」 。

 

写真・文 田中康一
www.ilovewintergreen.com

 

 

 

土と水と太陽と 
〜ガーデニング日記 B苗を買う〜

 

 前回、バンフ唯一のガーデンストアー"Guenther's"が店を開くのは例年6月と書きましたが、実はすでに5月に開店していました。電話で問い合わせたところ、今年はトマトの苗は置いていないとのこと。しかし、キャンモアの"M.J. Landscaping"では、数種類のトマトの苗を揃えているそうです。
  植える量ですが、一株で一夏に収穫できるのは大体20〜30個位です。(ミニトマト)苗を買ったら、それよりも大きめの鉢に植え替え、肥料をやりましょう。トマト用の肥料は、"Home Hardware"などで売っています。

小林りん

 

 

果てしなき挑戦
〜冬季カナダ・ロッキー山脈北部踏破、報告〜


 やはりダメだった…。今冬の「冬季カナダ・ロッキー山脈北部踏破」は惨敗だった…。
  突然のヒザの激痛(炎症)で、計画中止を余儀なくされたのは3月下旬。それでも、予定ルートの何分の一でも、と再起に賭け準備をはじめたのは4月中旬。暖冬の余波で雪のほとんど解けたジャスパーの町をあとに、北に向けて歩きはじめたのは4月下旬。ヒザは完治していなかったが、やるだけやってみようと。
  最初の食料補給地点まで3週間。完治していないヒザに3週間分の食料、テント、寝袋、登山用具一式の詰まった40kgのバックパックは楽ではない。だが、まだチャンスは残されていると、とにかく前進。
  しかし、ヒザの痛みは日増しに悪化。不安はつのるいっぽう。雪解けによる川の増水、雪よりも始末のわるい湿地帯、いたるところで見られる冬眠明けのクマの足跡。これら悪条件に、あっけなく負けた。直感的に、これ以上進んだらヤバイと思った。ジャスパーより歩きはじめて8日め、わずか100kmに満たない地点で、志半ばの断念である。

  平和な町にもどってきて、ふと思う。もし、自分より強い精神力の持ち主であれば、悪条件などものともせず、死をも恐れずに突き進んでいったであろう。自然条件の厳しさや体調不良は口実に過ぎない。理由は何であれ、自分の立てた計画を遂行できない原因は、すべて自身にある。
  またひとつ自分の弱さをつきつけられた。限界まで挑まずして諦めてしまった自分の弱さを感じる。そして、これまで行ってきた一連の旅をふり返ってみた。マイナス40℃で低体温症を経験した「厳冬季カナダ北部ノースウエスト準州自転車踏破」、体感温度マイナス80℃のなかでひどい顔面凍傷を患った「厳冬季カナダ東部ラブラドル半島自転車踏破」、連日猛吹雪のなかを歩きつづけた「冬季カナダ・ロッキー山脈南部徒歩踏破」、そして10年前に挑んだ「オーストラリア自転車横断」…。今まで体験した熱い興奮も感動も色あせてゆく。達成感も自信も遠のいてゆく。今の私にあるのは挫折感と焦燥感だけである。
  私がこれまで成功したことなど、しょせんその程度だったのだ。自分なりに完全燃焼したというのは、単なる思い込みにすぎない。成功したということはレベルが低かったから。失敗したということは自身に能力がなかったからだ。自分の成したことを肯定した時点で、あらゆる上達は止まる。自分の過去を否定しつづけているかぎり、未来はまだつづく。今の私にとってバンフの町もジャスパーの町も、ヒザの炎症で長期滞在を強いられたという、忌まわしい思いしかない。こうした満たされぬ思いにつつまれているかぎり、私は冬のカナダに挑みつづけるであろう。
  ある人は、「ダメだと思ったその時点から真の冒険がはじまる」と言った。カナダに通いはじめて10年めにしてはじめてぶち当たった壁―ヒザの故障。壁にぶち当たった今、ようやく真のスタート地点に立ったおもいがする。

 

写真・文 田中幹也

 

 

Let's Talk Like Canadians!!
〜英会話ワンポイントアドバイス〜


Talk (someone) into (doing something) = (誰かを)説得して〜させる

  「相手を上手に説き伏せて何かをさせる」という意味を持つこのフレーズは、相手がすでに実行をするのをやめようと考えている行動に対して、相手の考えを変えるように促すときなどに使われます。このフレーズの“into”の後には、「相手にさせる行動」を表す動名詞(動詞のing 形)あるいは代名詞のit が続きます。

●Situation 1 
Larry:
What are you doing here at the party, Lisa? I thought you were going to stay home tonight.
Lisa:
Yes, I was tired today, but Jen talked me into coming. She said it was going to be a lot of fun, so I decided to come.

●Situation 2 
Will:
I thought you were going away this weekend.
Barb:
I was going to go camping, but my sister talked me into staying here because the weather is going to be bad all weekend.
Will:
I guess you can go camping another time.

●Situation 3 
Lara:
What are you doing tomorrow night? Are you going to play soccer, or not?
Dave:
I wasn't going to go to soccer because I haven't played in years. However, Bob talked me into it. He said it's great exercise and a lot of fun.
 

 

BY Susan Taylor (Banff Education Centre講師)

 

 

 

 


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