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Issue 208           2005月7日更新


 

違法キャンパー、「ベア66」にお尻を噛まれる

6月24日(金)午前10:45頃、バンフセンターから50mほど離れた森林部のキャンプ場に指定されていない場所でキャンプをしていた男性が、三頭の小熊を連れたグリズリーベア「ベア66」に遭遇。「ベア66」にお尻を噛まれて逃げ出した男性は軽傷を負っただけで、ミネラル・スプリングス病院で手当てを受けて間もなく退院した。
  ケベック州出身のJean Danielさん(18歳)は事故当時、寝袋に入って寝ており、目を覚ますと1mもない近距離に「ベア66」とその小熊たちがおり、Danielさんを見つめていたという。死んだ振りをしようと寝袋ごと寝返りを打った時、「ベア66」にお尻を噛まれ、寝袋から抜け出して裸足で道路まで助けを求めに走った。「ベア66」はDanielさんのすぐ後をしばらく追ったが、大声を出していたためか、そのうち興味をなくして去って行ったという。
  Danielさんが負ったかみ傷は軽いもの。傷のほとんどは、裸足で走った時に負った切り傷やかすり傷だった。パークスカナダのチーフ・ワーデン(森林警備隊)Ian Syme氏によると、Danielさんのリュックサックには食べ物が入っていたが、「ベア66」はこちらに興味を見せなかった。「熊は何かを求めて近寄ったのではないと思う。どこかへ移動している途中に、たまたま(Danielさんが寝ている所に)通りかかったのでは。(中略)熊は、そこに横たわっているものが何なのか知りたくて、お尻を軽く噛んでみたのではないかと思う。熊の歯は、寝袋の布を破りもしなかった」と同氏。
  国立公園内では、自然環境を損傷することはもちろん、食べ物などの臭いが動物をおびき寄せる原因になったり、焚火による山火事が起きたりすることから、キャンプ場に指定されている場所以外でキャンプすることは禁じられている。しかし、パークスカナダは今回Danielさんを起訴しない。「起訴されるのと同じくらいの教訓を学んだと思う」とSyme氏。
  6月半ばには、バンフのインダストリアル・コンパウンド付近で、ピックアップ・トラック一台分のゴミが散乱した違法キャンプサイトが見つかっている。違法にキャンプをしている人やその跡を見つけた場合は、ワーデンまで通報を。(762-1470)

アウトルック紙より

 

ボウ谷の狼、子育て開始

 行動範囲にボウ谷を収める狼の群が子育てを開始した。合わせて六頭からなる二つの群のうち、「ボウ谷」の群は、現在子育てに入っていることが確認されており、「フェアホルム」の群も同様に子供をもうけている可能性が高いとされている。
  このままうまく行けば、両群とも秋には個体数が増えることが期待されている。ボウ谷に生息する狼の数は、過去20年間で最高22頭、最低四頭。

クラグ・アンド・キャニオン紙より

 

大雨により各地で洪水や土砂崩れが発生

  バンフ町の6月平均降水量は58.4mm。これに対し、6月17日(金)の正午から18日(土)の正午のまでの24時間にバンフで記録された降水量は約100mm、28日(火)までの6月の降水量は200mmを上回った。アルバータ州南部では6月に3回の洪水警報が出され、各地で河川が氾濫して家屋に被害があった他、洪水や土砂崩れで多くの道路が閉鎖された。バンフやキャンモアでは洪水による家屋への被害は少なかったが、トレイルやキャンプ場の閉鎖が相次いだ。
 バンフ近郊で土砂崩れの被害があったのは、キャンモアのスプレー・レイクス・ロード、サンシャイン・ビレッジスキー場駐車場、バーミリオン湖付近の国道1号線西行き車線など。
 18日に1.5mの雨水で覆われて閉鎖されたのは、キャンモア・コクレン間の低地部分の国道1号線。国道1A号線は閉鎖されなかったが、一部で洪水や土砂崩れがあった。
  1893年から観測がはじめられたバンフの気象観測所の記録によると、観測史上最も雨の多い6月となった。

アウトルック紙より

 

「ベア66」、国道の北へ

  冬眠明けからの数ヶ月間、バンフの町周辺部に小熊を連れて頻繁に出現していた「ベア66」。標高の高い山奥にはまだ食べ物が少ないため、人間が集まる谷の下部へ食べ物を求めてやってきており、マーシュ・ループ・トレイル、バンフ・スプリングス・ゴルフ場、ミドル・スプリングス住宅地、トンネル山のトレイルなど、多くの場所に一時的に警告や閉鎖の標識が出されていた。6月初旬にキャンモアで起きたグリズリーベアによる死亡事故や今回の違法キャンパーへの接近を受け、パークスカナダは6月25日(土)に「ベア66」親子を人間環境から遠ざけるため、国道1号線の北側へ隔離した。バンフの町は、国道の南側に位置する。
  パークスカナダは、現在、親子が国道を越えて町に近付かないよう見張っている。フォーティー・マイル・クリーク、ノーケイ山やエルク・サミットなどの国道北の地域は、「ベア66」の夏の棲息地として知られている。観光客が急増する7月に町からこの熊を遠ざけると同時に、住み慣れた環境へ追いやることが狙いとなっている。
  キャンモアでの死亡事故直後、「ベア66」親子の強制移動を求める声が聞かれたが、小熊がいるため危険すぎるというのが現在のパークスカナダの意見のようだ。「科学でも証明されているように、(強制移動は)熊を住み慣れない環境に放り出すか、すでに他の熊が住んでいる所に移動させて死なせてしまうだけ。(中略)我々は、なるべくその熊の生態系内に場所を見つけて移動させている」とチーフワーデンのIan Syme氏。カルガリー大学名誉教授で熊専門家でもあるStephen Herrero氏も、「母熊の周辺環境に関する知識が小熊たちの生存に大きく関与するため、三頭の小熊と一緒(の移動)はかなり難しい」とした。Herrero氏は、大きな音や犬などを使って熊を追い払い、人間環境の危険性を教える方法がうまく行かない場合に、強制移動を検討するべきとしている。 
  町外れのミドル・スプリングス住宅地に住むMary Powellさんは、「ベア66」が今まで人間に対して攻撃的な態度を見せていないとわかっていても、あまりの至近距離をうろつくこの熊に心配を隠せない。「かなりの間この辺をうろついていて、今は小熊も連れており、ここを去る様子を見せていないのが心配。(中略)どこで境界線を引くのか。キャンモアで起きたようなことがあるまで何もしないで待つのか、それともその前に何らかの措置をとるのか。(中略)(国立公園内に)人を住ませるなら、その町の住民の安全を確保するべき」と、国道北側移動前のインタビューで語った。

クラグ・アンド・キャニオン紙より

 

また熊二頭が死亡

 6月14日(火)バンフ国立公園内モスキート・クリークの川の中で、体重約25kgの小熊の雌グリズリーベアが死んでいるのが発見された。死因はまだ明らかになっていないが、溺死や人間が死因に関与している可能性は少ないとされている。また、6月20日(月)午前1時半には、デッド・マンズ・フラット北数キロの道路沿いのフェンスがない部分で、国道を横断しようとしていた若い雌のブラックベアが車に轢かれて死亡した。
  川で死んでいたグリズリーベアに他の動物に襲われたり車に轢かれたような痕跡はなく、溺れた可能性も非常に低いという。パークスカナダの肉食獣専門家Mike Gibeau氏は、「親離れする前の熊のうち、何頭かは成熟前に死に至る。今回の熊は、その中の一頭だったのだろう」と述べた。統計によると、1歳未満の小熊の生存率は70%で、2歳になると90%までに上昇する。
  この春に死亡した熊の数は、これを含めてグリズリーベアが三頭、ブラックベアが一頭となる。四頭のうち三頭の死因に人間が関与している。

クラグ・アンド・キャニオン紙より

 

パークスカナダ、入園料引き上げを実施

   6月22日(水)、パークスカナダは町議会や地元企業などからの反対を押し切り、バンフ、ジャスパー、ヨーホー、クートネーを含む山岳国立公園の入園料引き上げを実施。この他にも、キャンプ場利用費や釣り許可証が値上がりした。
  上記四つの国立公園の入園料は、一日大人一人$7から$8へ。ツアー団体の入園料も$4から$5.50へ引き上げられた。

アウトルック紙より

 

男性二人が溺死

  6月23日(木)と24日(金)にジョンソン湖とボウ滝下流のボウ川で、20代の男性二人が溺死。初夏のまだ水温が低い現在、ワーデンは泳ぎに出かける地元民に注意を呼びかけている。
  23日午後7時に、ジョンソン湖の岸から10mほど離れた水深約3mの地点で男性の死体が発見された。インド出身でオンタリオ州からバンフに来ていた20代後半のこの男性は、22日にジョンソン湖へ泳ぎに出かけて溺れたと見られている。飲酒や殺人の疑いはなく、事故として扱われている。「泳ぎが得意だったかどうかはわかっていないが、発見された時に水着を着ていたため、泳ぎに行くつもりだったのだろう。一人だったようだ」と、捜索に当たったワーデンのPercy Woods氏は述べた。
  24日深夜にボウ滝の下流1km地点で死体で発見された男性は、その日の夜10時頃にボウ川沿いを散歩していた二人の地元民に、滝に向かって流されていくところを目撃されている。助けを求めながら流されていた男性を二人はすぐ通報したが、その直後に姿を見失った。その後、ワーデンや消防隊員、救急隊員や付近で働く人々が捜索に当たった。
  ボウ川で溺死した男性は、20代半ばでバンクーバー出身。定期的に連絡を取り合っていた家族は、なぜこの男性がバンフにいたのか知らなかったという。バンフのRCMP(警察)は、「なぜ、またはどのようにして川に入ったのかはわかっていない。(中略)川を渡ろうとしていたのか、滝の上流で泳いでいたのかわからない」と述べた。アルコールや麻薬を使用していたかどうかを見極めるテストが現在行われている。

アウトルック紙より

 

 


 


 

レイクオハラ行きバスチケットをプレゼント中!

 

 バンフタイムズでは7月30日(土)まで、読者の方の中から抽選で20組(40名様)にレイクオハラ行きのバスチケットをペアでプレゼントしています。チケットの日程は、8月下旬から9月上旬にかけてのものです。応募についての質問は、平日午後にお電話ください。(留守の場合は、お手数ですが再度お電話ください。)

 

 

新鮮な果物や野菜

 

バンフ:毎週水曜日、ハスキー・ガソリンスタンド
キャンモア:毎週木曜日、マイナーズ・ユニオン・ホール


  夏の間は毎週、ブリティッシュ・コロンビア州から新鮮な野菜や果物を乗せたトラックがやってきます。スーパーの味気ない果物に飽きている方、新鮮な卵を求めている方はぜひ足を運んでみてください。

 

 

キャンモアのバスデポ移動へ

 

  18年間"Rusticana"にあったキャンモアのグレイハウンドバス停留所が、移転することになりました。移転先が決まるまで、バスは引続き同店の駐車場から発着します。乗車券の販売は行っていませんので、キャンモア発の乗車券は、乗車後、次の停留所で購入することが義務付けられています。移転先は追ってお知らせいたします。

 

 

 

カルガリー・スタンピード

 

期間:7月8日(金)〜17日(日)
場所:スタンピード・パーク


  毎年恒例のカウボーイ、カウガールのお祭り「カルガリー・スタンピード」です。ロデオや馬車レース、花火、遊園地などの他、有名アーティストを迎えたロックやカントリーミュージックのコンサートも行われます。
  一日券は、通常大人$12(ロデオと馬車レースは別途)ですが、カルガリーのWalmartでは"3 for 2"という三人分の一日券が二人分の値段で販売されています。また、馬車レースを含むイブニングショーやロデオのチケットは、通常$22からの販売ですが、今年から新しくショーの90分前から販売されることになった「ラッシュ」チケットは、イブニングショー$12、ロデオ$15とお買い得になっています。行われるイベントは毎日違いますので、事前にチェックしてからお出かけを。 http://calgarystampede.com
 

 

下りのゴンドラ、有料化

 今年5月末から、サルファー山のゴンドラを運行するブリュースター社が、今まで無料だった下りのゴンドラを有料化しました。現在は、下りに$11.25(GST込)を払わなければならなくなっています。無料の下りを利用する人の数が多すぎたのが理由。
  しかし、ブリュースター社では、バンフ、キャンモア、またはレイクルイーズの住所が表記されているアルバータ州運転免許証を提示する地元民には、無料で往復券を発行しています。また、運転免許証がなくても、上記の住所が書いてある給料明細書を提示すれば、半額で利用できます。(今年の往復大人券は$22.50です。)

日本人画家の油絵個展

 

 カナダ在住の日本人画家、金子達平氏の油絵個展"Mountain Peaks of The Canadian Rockies"が、7月30日(土)までバンフ図書館で開かれています。カナディアン・ロッキーの山々の個性や力強さに魅了され、その峰々を描きつづけている同氏。2002年と2003年に続き、バンフで3回目の開催です。
http://members.shaw.ca/tkaneko/

 

タウンページの配布

 カナダの日本企業を網羅する2005/2006年度のタウンページが今年も届きました。日系商工会では、ご希望の方にOKギフトショップ、ピカビレッジ、またはバンフタイムズでお配りしています。数には限りがありますので、先着順とさせていただきます。

 

 

日本語学校、引続き先生募集

 バンフ日本語学校では、小学生を教えてくださる先生を募集しています。特に資格は必要ありません。子どもたちに日本語を教えてみたいと興味をお持ちの方、ぜひご連絡ください。授業は、毎週土曜日午前9時〜10時半、ハイスクールで行っています。詳細やご質問は、お気軽にお電話ください。大野 678-9481

 

 

EMSについて締めくくり

 数ヶ月に渡って取り上げてきたEMS(国際スピード郵便)問題ですが、最後に違った意見もご紹介したいと思います。読者アンケートの中には、以前から私書箱と番地の両方を記載してEMSをよく利用しており、個人的にトラブルにあったことはなく、ピューロレーター社の配達員にも親切にしてもらっているという意見もありました。
  まだ両方の宛先が記載されていないEMS便をお待ちの方には、前回お知らせした日本の郵便局のウェブサイトでの荷物追跡方法の他に、より詳しい配達状況が表示されるカナダ・ポストのウェブサイトをご案内します。

https://obc.canadapost.ca/emo/basicPin.do?language=en
  EMS便の実例について、編集部までご連絡くださった読者の方々、どうもありがとうございました。

 

 

 


 

 


 


この夏、ぜひここへ! 〜ヒーリー・パスでお花畑に感動しよう〜

 

 

トレイル入口:サンシャイン・ビレッジスキー場駐車場
距離:片道9.2km   

所要時間:往復約7時間
標高差:640m  

難易度:要持久力

  ヒーリー・パスへのトレイルは、長い森林部を抜けた後に出てくるメドウ(高山地帯に開けた草原)が目玉。グレーシャー・リリーやインディアン・ペイントブラシを含む、300種以上の山野草がここに生息しています。お天気がよければ、ピラミッド型のかの有名なマウント・アシニボインを遠くに望むこともできます。
  トレイル入口からヒーリー・クリークキャンプ場までは緩い上りが続き、その後はメドウまでの急な上りになります。この7.7kmは、あとで報われると思ってひたすら頑張りましょう。または、サンシャイン・メドウ行きのシャトル(762-7889、往復$21)を利用すると、歩く距離は変わりませんが、300mの標高差を省くことができます。この場合は、シンプソン・パスへのトレイルを行き、ヒーリー・パスまでのトレイルに途中で合流します。
  例年7月中旬から8月上旬にかけて、最も多くの種類が開花するためベストシーズンとされていますが、パークスカナダ(762-1550)などに事前に状況を問い合わせるといいかもしれません。次号は、このトレイルの素晴らしさを実感できる田中康一さんのコラムを掲載!

 

 

 

B2K(後編)

 

5月11日8:00AM
出発だ。今回の行程の核心部、バルホアー・パスまでの登りに向かう。バルホアー・パスまでの道のりはセラック(氷河で出来た巨大な氷柱、たまに倒れる)が目前に迫り、足元にはクレバス(裂け目)がいくつも横たわる。
峠に向けて高度を上げ氷河の上に乗る。僕らはクレバスへの崩落を防ぐ為にロープで互いを結び合った。少し暑苦しいが、落ちた場合に備えジャケットを着る。
慎重にルートを選びながら氷河の世界を進む。僕がこのカナダに惹かれているのはこの氷河によるものが大きい。世界でもこんなに気軽に氷河の世界に入れる国はないだろう。左に見える山並みの向こうがいつも通っているハイウェイなのだ。
氷河の胎動は僕の心を掴んで離さない。時折低い音を立てるセラックは氷河の息吹であり氷河が活動している証拠だ。アフリカゾウが蟻を見るように、氷河にとってぼくらは小さな存在だろう。大きな氷河という生物が機嫌を損なう前に危険地帯を抜けなければならない。休むことなく一気にセラック帯とクレバス帯を通過した。

12:00 PM
  危険地帯を通過してバルフォアー・コルに出る。ここからハイウェイまではもう上りはない。気分は楽勝気分。ビジネスマン並みに正確12:00にお昼を取る。遠くにはキャッスル・マウンテン、パイロット・マウンテンまで見える。青い空、白い山、所々顔を見せる山肌、この3つだけで構成された世界はやはり日常とかけ離れている。色と音と匂い満ちた日常生活、普段は気にも留めないが氷河の上に出るとシンプルな世界がどんなものかを思い出させてくれえる。
  またスキーだ。目の前には広大な雪原が広がる。本当に広い。その遥か彼方にこのルート最後のハット、スコット・ダンカン・ハットが見えた。ハットを目指し、僕らは小さな点となってその広大な雪原にスキーの跡を刻んでいった。

15:20PM
  僕らが時間を記録したのはこれが最後だ。なぜならこの後、僕らは1年間使い果たした雑巾のようにすっかり疲れ果ててしまったからだ。疲れた僕らはメモを取ることも忘れ、ただ森の中を歩き続けた。
  スコット・ダンカン・ハットのすぐ下を通過する。今回このハットは用なしだ。今日中に山を降りなければ捜索願が出される恐れがある。ハットを通過して2時間弱歩くと氷河は終わりだ。僕らはロープを外した。
  前回ここに来たときの記録を見るとハイウェイまで1時間30分で下っている。つまり順調に行けば夕方6時にはバーのパテオで今回の旅に乾杯できる寸法だ。僕らはビールを目指して斜面を下った。
  雪がない。いや、雪はあるのだが倒木が多くてスキーを履いたまま進めない。仕方なく背中に背負い、森を歩く。一歩一歩足が腿まで雪に埋まる。体力がどんどん奪われていく。途中湖が現れるが、怖くて渡れない。時々湖面に出るがやはり怖い。湖畔に戻って腿までもぐる深い雪の中を進む。一段が1メートルある階段を歩いているのと同じだ。想像つく?

20:30PM
  ハイウェイから車の音が聞こえた。時計を見るとなんと氷河を降りて5時間以上も経過していた。5時間歩くのは苦痛ではないが段差1メートルの階段を5時間はきつかった。それでも「また来ようぜ」と帰りの車の中で盛り上がる我々は馬鹿なのだろうか? (完結)

 

「永作まさかず」改め、「稲毛田 健司」
数年前から仲間内ではバレバレなので今回から本名で・・・

www3.telus.net/public/toloco/

 


バンフに暮らすなら 〜"Banff's Best"受講のすすめ〜

 

 「バンフにはなぜバンジージャンプがないのか?」アウトドアアドベンチャー系の観光地によくあるバンジージャンプですが、そう言われてみるとバンフにはありません。環境破壊につながるから? いいえ、違います。でも、答えはここではお知らせできません。なぜなら、これは"Banff's Best"の講習会で出てくる質問だからです。
  バンフタイムズでもよくお知らせしている"Banff's Best"。ご存知ない方のために説明すると、「バンフ遺産観光協会」という団体が無料で行っている、バンフ国立公園に関する基礎知識を提供する講習会です。「講習会」というと勉強のようでなかなか行きにくいという方もいるかもしれませんが、ビデオやクイズ形式の質疑応答を含む約2時間の講習会では、バンフ在住20年のベテランガイドである日本人講師の方が、面白おかしく様々なトピックについてお話ししてくれます。
  「ボウ川の名前の由来は?」「熊に遭遇したらどうするか?」これらは出てくるトピックのほんの一部。バンフ国立公園の野生動物や歴史、環境保全など、ガイド業に携わっているかどうかに関わらず「へえー」と思うようなことが実に多いのです。またこういった知識の他にも、「バンフ国立公園に住む間にするべきことリスト」といったバンフ生活を満喫するヒントも得られます。
  観光客に接する機会が多いバンフ生活のなかで、なるべく多くの知識をローカルに持って欲しいという願いからはじめられた講習会です。受講証明証がもらえ、楽しくてためになる上に、サルファー山のゴンドラや温泉、その他町内の施設の無料入場券ももらえるなんて、とてもお得なイベントだと思いませんか?

BT編集部

 

 

 

イザベルさんとベア99は、どうして死ななければならなかったのか?

 

  キャンモアの町に隣接したトレイルで、イザベルさんという女性を殺してしまったグリズリーベアの「ベア99」は、その直後に野生動物保護官により射殺されました。なぜこの事故を未然に防ぐことができなかったのか。そもそも、なぜこのような事故が町のすぐ近くで起きてしまったのか。事故の前に遡ってみました。

開発と環境保全が混在する場所
  そこには、もともと野生動物の棲息地であった所に作られたゴルフ場や住宅がありました。同じ場所で、野生動物や自然環境を保全する動きと、その土地を開発して人が住み遊べる場所にしようという相反する動きがあったのです。この場所が人間のものなのか、動物のものなのかの意見は分かれるでしょう。しかし、その決着が付かないままに、開発と保全の両方が中途半端な形で進み、今のような交じり合った危険な状態にあるのです。
  この「交じり合った危険な状態」の中で起きたのが今回の事故です。具体的には、今回の事故があったトレイルは、野生動物が棲息地から棲息地へと移動できるよう作られた野生動物回廊地帯の中にあり、野生動物が利用できるように使用の自主規制が呼びかけられていたはず場所でした。

野生動物回廊地帯(Wildlife Corridor)とは?
 バンフやキャンモアの町や国道1号線は、ボウ谷の下部にあります。標高が周辺部に比べて低い谷下部には、食べ物が豊富なため多くの野生動物が棲息します。ところが、町や道路などの開発が進められ、ひとつの大きなブロックだった棲息地が分断されて野生動物、特に広域の棲息地を必要とする熊などが行き来できなくなってしまいました。そこで1990年代に考案されたのが、国立・州立公園などの保護区をつなぐ役割を果たす野生動物回廊地帯です。
 町の真ん中に通すわけには行かないため、町の周辺部に設けられました。これが、キャンモアのシルバーティップゴルフ場や住宅地付近、バンフのミドル・スプリングス住宅地のすぐ南にあるのです。この他、道路を動物が横切れるよう、道路の上に陸橋のような「アニマル・オーバーパス」や道路の下をくぐらせた「アンダーパス」も作られました。

なぜ回廊地帯に人がいるのか?
  野生動物回廊地帯は、特に春の冬眠明けの時期や繁殖期に重要な役目を果たします。事故のあった6月も使用の自主規制が呼びかけられていたようですが、トレイル使用者がこのことを自覚していたかどうかはわかりません。
  国立公園内にあるバンフ町のように開発面積に上限のないキャンモア(人口約13,000人)は、1996年から37%も拡大してしまいました。住民の使用により、幅約300mの野生動物回廊地帯に200kmに渡るトレイルも自然に発達してしまいました。州政府はこれらのトレイルを減らそうとしましたが、使用者からの抵抗があり進んでいなかったようです。

(次号へ続く)

小林りん

 

 

 

土と水と太陽と 〜ガーデニング日記 C雨、雨、雨〜

 

 最近のロッキーはどうなっているのでしょう。洪水が起きて大変なことになっている所に住んでいる人は、ガーデニングどころの話ではないでしょうが、それでなくても「この夏は庭の植物の育ちが悪い」という方も多いと思います。
  さて、うちのガーデンは・・・。雨続きで日光と暖かさが足りないうえに、一週間ほど留守にしていたため、現在かなり荒れている状態です。(そんなこともあり、写真は省略)グリーンピースはやっと背丈30cmに達したかどうかというところで、今かろうじてきれいな白い花が咲いてきました。インゲンに至っては雨が降り始めてから背が伸びず、まだ20cmあるかないか。種からはじめたポピーや朝顔もまだ小さい苗のままです。トマトはかなり成長した苗を買っておいて、寒い時はこまめに家の中に入れていたため、すでに3株で20個以上の収穫がありましたが、最近はこちらも元気がありません。唯一たくましくサバイバルして、たくさん花を咲かせているのが、ロッキーのガーデナーの味方パンジーです。

今さら後悔・・・
  しかしながら、5月上旬頃に種を植えたインゲン、グリーンピースとラディッシュは、植え方にいくつか問題があったかもしれないと思うようになってきました。育ちが悪い原因で天気以外に考えられるのは、苗を植える間隔と水はけ。苗と苗が近すぎて、十分な栄養が行き届いていないのと、鉢の下部に小石を入れなかったものは水はけが悪くなっている可能性があり、今さらながら後悔しています。手間を省こうとか、スペースをケチったりするものではありません。種や苗を植える間隔は、種の袋の手順に忠実に従いましょう。
  もうひとつ気を付けたいのが、植え替えの時。土中に空気が含まれていた方がいいだろうと思い、ふわっと盛ってあまり固めないでおきました。しかし、その後、盛られた土が自然に鉢に落ち着いて、知らないうちに根が見えてきてしまったものがありました。ラディッシュなど地中で根が膨らむものは、特に深めに植え、苗の周りの土を少し押し固めておく方がいいのでしょう。植え替えてしばらくして、表面の土が固くなっているように見えたら、根を傷めない程度に耕して、土に空気を入れてあげてください。
  なんだか失敗談みたいになってしまいましたが、今後の成功に結びつくだろうということで、楽観的に行きましょう。皆さんのガーデンの具合はいかがですか?

小林りん

 

 

 

Let's Talk Like Canadians!!
〜英会話ワンポイントアドバイス〜


Make up for something = 埋め合わせをする、償う、(足りないところを)補う

 故意ではないにしろ、相手にとって都合の悪い状態を引き起こしてしまった(約束をうっかり忘れてしまった、いつも家事を一切任せっきりにしているなど)時に、相手へのお詫びの気持ちを込めて使われるフレーズです。

●Situation 1 
Linda:
Hi George. Where were you last night? You missed my birthday party.
George: Oh Linda. I didn't know it was your birthday. Let me make up for it.
Linda: That sounds great! What are you going to do?
George: I'll take you to a famous bakery, and we'll get you a personal cake.

●Situation 2 
Roommate 1: I'm tired of always washing all your dishes and cleaning the bathroom. 
Roommate 2: I'm sorry. How can I make up for it?
Roommate 1: 
Well, you can make up for it by
washing all the dishes next week and cleaning the bathroom for a month. 
 

BY Susan Taylor (Banff Education Centre講師)

 

 


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