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Issue 211           2005月18日更新


 

ロブソン山で登山者二人死亡

  8月1日(月)、カナディアン・ロッキー最高峰のロブソン山(標高3,945m)で、登山中に雪崩に巻き込まれて転落死した男性二人のうち一人の遺体が見つかった。残り一人の遺体は、悪天候のため回収が遅れている。この事故を受けてパークスカナダは、7月に起きたアサバスカ山での雪崩死亡事故の際に出した雪崩警報を再度発令した。
  ブリティッシュ・コロンビア州のロブソン山州立公園と隣接するジャスパー国立公園の公安ワーデン(国立公園森林警備隊)Garth Lemke氏によると、今回死亡した二人が挑戦したのは、登頂が困難とされる北側斜面。斜度50度から55度の斜面には、大きな雪庇(稜線の風下側にひさしのように突き出した雪の吹溜りで、雪崩の原因となる)が多数あり、登山可能な時期は夏の短期間に限られているという。
  「(事故の原因は)雪庇の落下と大規模な雪崩の組み合わせの可能性が高いが、確信はできない」と同氏。この二人は、7月29日(金)に起きた雪崩に巻き込まれ、300m以上の距離を落下した。スイス人とノルウェー人とされており、ともに登山経験は豊富だったという。
  今回の発見は、二人の登山者の登頂を、谷間を挟んだ反対側から望遠鏡で見ていたベテランレンジャー(州立公園森林警備隊)Chris Zimmerman氏の「悪い予感」から始まった。「(Zimmerman氏は)二人と話をし、二人の登山計画に悪い予感を感じたので進み具合を見守っていた。土曜日(30日)の朝に確認した所、登山ルート下部にふたつの黒い塊を見た」とLemke氏は状況を説明。
  事故現場では立て続けに雪崩が起きており、見通しや雪質も悪く危険な状態にあり、残り一人の遺体の回収は難航している。「捜索を断続的に続けるつもりだが、現時点ではあまり期待できない。私が知っているだけでも、過去50〜60年間にロブソンでは17〜19人の登山者が行方不明になっている」とLemke氏は述べた。
  バンフ、ヨーホー、クートネー国立公園で公安プログラムを指揮するGord Irwin氏は、「今年、高山地帯では例年をかなり上回る量の雪が積もっている。(中略)過剰、または異常な積雪と最近の暑さの組み合わせが、本来なら6月に高山地帯で起きるような水分を多く含んだ雪崩を、今年は7月下旬から8月に引き起こしている」と語った。
同氏は、人気ハイキングトレイルの大部分で雪崩の心配はないが、難易度の高いトレイルや高山ルートでは注意深い登山計画を立て、雪の積もった急斜面を避けることが必要としている。クライミングのメッカとされるレイクルイーズ地区のレフロイ山、ビクトリア山、テンプル山などでも雪崩が報告されている。現在、氷河の裂け目(クレバス)の上に被さっている雪の層はとても脆く、本来なら今の時期には溶けてなくなっている雪庇は、落下しやすい状態にあるという。
一方、7月下旬には、一般登山者向けに最新の山岳コンディションを公開するウェブサイトが、カナダ山岳ガイド連盟(ACMG)のボランティアによって設立された。(www.acmg.ca から"Conditions"のページへ)毎週木曜日か金曜日に更新されている。

クラグ・アンド・キャニオン紙、アウトルック紙より

 

生態系においての狼の役割、究明される

 狼が町などの人間環境を避けることにより、エルクやビーバー、鳥や植物など、同地域の生態系全体に大きな影響を与えることが、8月1日(月)に発表された研究結果で立証された。
  1997年から行われたこの研究に携わったメンバーのうちの一人は、アルバータ大学の生態学者Mark Hebblewhite氏。危険な動物として60年代にバンフ国立公園から排除された狼だが、同氏らの研究で、生態系のバランスを保つ要の種としての役割を果たしていることがわかった。
  狼が人間を避けて行動し、町に近付かないと、本来ならば狼の餌食になるエルクが多く町に住み着くようになる。エルクはポプラ(Aspen)やヤナギ(Willow)を好んで食べるため、町やその周辺部からこれらの木々が減りはじめる。すると、今度はこれらの木々でダムを作るビーバーや、ヤナギに頼る鳥の数も減ってゆくという仕組み。
  Hebblewhite氏によると、狼がバンフ国立公園から一度姿を消してからまた住み着きはじめた1980年代まで、狼が最大の捕食動物であるエルクの個体数が大幅に増えた。研究では、ボウ谷内において、狼の数が少ない地区に住むエルクの数は、狼が多い地区に住むエルクの数の10倍だったという。「狼が人間を避けることが、エルクが人間環境に住み着くことにつながっている」と同氏。
  「調べてみると、バンフの町周辺のポプラやヤナギの数が減っていることがわかった。増えることがなく、枯れても新しく生えてこない。(中略)人間の活動が狼を追いやっており、エルクの増加が生物多様性を妨げていることが証明できた。(中略)狼が様々な生態系間を移動できるようにしなければ、悪影響は避けられない」とHebblewhite氏。
  パークスカナダは今回の研究に一部出資しており、国立公園の管理に役立つような情報を歓迎している。しかし、広報担当のMarjorie Huculak氏は、エルク問題の対処はすでに始まっているという。「昔から公園内にあった捕食者・被食者の関係を取り戻す努力をしている。エルク対策はすでにかなり進んでおり、実際に一部ではポプラやヤナギなどの植物も再生してきている」。
  「国立公園が作られたばかりの頃は、良い動物と悪い動物といったようにとてもはっきり区別されていた。より安全で健やかな生態系にしようと、パークスの職員やワーデンが狼などの捕食動物を公園内から排除しようとしていた時期が何年間も続いたこともあった。(中略)長年の研究の結果、健やかな生態系の中には多種の生物が存在し、バランスを取り合っていることがわかってきた。狼もその生物のひとつ」とHuculak氏。
  研究結果は、有名な科学ジャーナル『Ecology』の8月号に詳しく掲載される。

クラグ・アンド・キャニオン紙、アウトルック紙より

 

バンフの最新人口統計、8,352人

 今年6月に実施された町勢調査の結果が発表された。バンフの正式な人口は、永住者6,949人を含む、8,352人。2000年に行われた調査の8,282人からわずかに増加したが、パークスカナダが設定している町の人口上限の10,000人をまだ大幅に下回っている。
  統計の内訳を見てみると、8,352人中、男性が4,170人で女性が4,085人。全人口の20%以上が20〜24歳、15%近くが25〜29歳で、70歳以上はわずか3%。
  職業別では、宿泊施設勤務が1,637人とトップで、その後に飲食店勤務(771人)と販売員(617人)が続いた。

アウトルック紙より

 

子カリブーのために公園内一部閉鎖

 バンフ国立公園内で絶滅の危機に瀕しているカリブーの群に、一頭の子供が生まれた。子育て中のカリブーのために、パークスカナダは、7月25日(月)から公園内の一部の地域を閉鎖した。このような閉鎖措置は、バンフ国立公園では前例がない。
  今回閉鎖されたのは、ボウ湖東側のモスキート・クリーク周辺地区。ハイキングトレイルは通っておらず、通常は少数の利用者しかいないとされる。閉鎖期間中は、完全に立入禁止となる。
  閉鎖された一帯は、カリブーの群が好んで滞在する地域。このバンフ公園唯一の群には、少なくとも四頭の成熟したカリブーがいることが確認されている。このうち二頭だけに無線首輪が付けられており、全頭の場所がきちんと把握される8月下旬頃以降に、閉鎖は再検討される予定。
  「子供が生まれることはいい徴候だが、大きなカリブーの群でも、子供の生存率は通常あまり高くない。(中略)この子が群に加われるよう、一年目を無事に生き抜いてほしい。そうすれば、他の雌も出産を始めて個体数が増えていく可能性もある」と、パークスカナダの野生動物専門家Alan Dibb氏は語った。
  今回の閉鎖は、ただでさえ規模が小さく、生存が困難なこの群に、人間との接触から余計なストレスを与えないように配慮して行われた。「カリブーはとても用心深く、我々の過去数年間の経験では、特定の棲息地で人間に出会うと、カリブーはその場所に近付かなくなることもある。毎回そうとは限らないが、そのようなことが数回起きている」とDibb氏。

アウトルック紙より

 

バンフ大通りの駐車スペース、削減へ

 ダウンタウン改善計画"Banff Refeshing"は、現在72台分あるバンフ大通り沿いの駐車スペースを19台分に減らすことを予定している。
  歩行者に重点をおいた計画では、ダウンタウン区間のバンフ大通りを四車線にしたまま、歩道の幅を広げてオープンカフェやベンチ、花壇などを設置する。このため、道路際の駐車スペースが削減され、提案されていた自転車専用車線の設置も実現しない模様。
  バンフ大通りで削減される駐車スペースを補うために、町役場は、ベア・ストリートやカスケード・プラザの駐車場の利用や、町の周辺部に駐車場を設けてシャトルバスで人々をダウンタウンまで運ぶ方法を検討している。
  工事は、夏の観光シーズンを避け、来年の4月30日から6月30日まで行われる予定。しかし、6月末の完了が困難な場合は、7月にも工事が続けられるという。

クラグ・アンド・キャニオン紙より

 

草原の火事で国道閉鎖

 8月1日(月)午後、キャンモア・カルガリー間に位置するモーリー付近で発生した山火事により、国道1号線の一区間が両車線とも数時間閉鎖された。火事は、草原の離れた三箇所から出火し、乾燥した草に引火して間もなく国道の南側や中央分離帯に広がった。火事の原因は不明。負傷者はなかった。

アウトルック紙より

 


 


 

Banff's Bestの追加日程決定

 

 日本語講習会"Banff's Best"の追加日程が、9月5日(月)に決まりました。今回のお申込みや詳細については、以下のメールアドレスか電話番号(留守電あり)へ直接どうぞ。banffsbest@hotmail.com   762-8274
  "Banff's Best"は、バンフ国立公園に関する基礎知識を提供する無料講習会です。受講者は、サルファー山のゴンドラや温泉などの無料入場券ももらえます。

バス回数券発売

 

 バンフ町が、町内バスの割引回数券の発売を開始。一回の運賃は$2ですが、4枚綴りの回数券は$6、10枚綴りは$15(12歳以上の大人料金)になっています。シニア料金は4枚で$3、10枚で$7.50。町役場で購入可能。

 

 

9月1日はアルバータ州の誕生パーティー

 

 アルバータ州百周年のお祝いが、9月1日(木)にバンフで行われます。詳細は未発表ですが、コミュニティーBBQ、夜のコンサートや花火の他、様々な催しが予定されています。

Happy 100th Birthday, Alberta!

 

 

 

ブラッド・ピット映画、エドモントン撮影

 

 ブラッド・ピットが出演するハリウッド映画『The Assassination of Jesse James』の撮影が、8月29日(月)から12月末までエドモントンで行われます。舞台設定は、1880年代のアメリカ西部。アルバータ州内では、エキストラの募集も行われました。
 

 

キャンモアバス停、移転先決定

 グレイハウンドバスのキャンモア停留所が、7月28日からボウ・バレー・トレイル沿いの「Altitude Sports」に移転しました。電話番号は678-0832、営業時間は毎日8:00〜12:00、14:00〜20:00です。

日本人秋のゴルフ大会開催

日時:8月29日(月)11:30 am〜(第一組目)
場所:バンフ・スプリングス・ゴルフコース
参加費:$140(グリーンフィー・電動カート・賞品・パーティー代を含む)、パーティー不参加の場合は$120


  参加お申し込みは、8月22日(月)までに、バンフツアーサービスの横森、小田切まで。(Fax:762-4888、odagiri@go-banff.com)先着順に締切りとなります。
  なお、協賛金、協賛品を同時に募集しております。皆様のご協力お願い申し上げます。

訂正とお詫び

 前号に掲載されたニュース「暴行被害者女性に回復の兆し」に一部誤報がありました。弊紙が情報源としたオタワ・サン紙に掲載されていた「女性の意識が戻っている」という情報は間違っており、8月11日時点で意識が戻ったという発表はまだありません。ここに訂正し、お詫び申し上げます。
 なお、バンフタイムズのニュース欄は、校正や発送の関係から、発行日の一週間前までの情報を掲載しています。

 

 

 

キューブヘルプラインから 〜レーザー視力矯正手術(後編)〜

 

 前編は、レーザー視力矯正手術とはどんなものか、LASIK方式とPRK方式の違い、手術を受ける条件、合併症、後遺症についてでしたが、後編では費用、期間について説明したいと思います。

費用は?
  片目$500〜とか両目で$1000〜という広告をよく見かけますが、その最低金額で手術が出来る人はほとんどいないようです。もちろん病院によって違いはありますが、私が聞いたところによると平均して片目$600〜$700だそうです。この金額は手術自体の金額なので、そのほかにも交通費や場合によっては宿泊費、薬代、保険代などがかかります。

どれくらいの期間で終了するのか?
  それでは実際に手術を受けるにはどんな手続き、注意事項が必要なのでしょうか? まず、手術に当たっての全体の流れはだいたい以下のようになっています。
1.検査前準備
2.手術前検査
3.手術前準備
4.手術
5.手術後フォローアップ
  1 の検査前準備では、通常使用しているコンタクトレンズをある一定の期間、使用中止する必要があります。この期間は1〜12週間で、本人の状態やコンタクトレンズの種類によって変わってきます。2〜4については2週間程度で個人差はほとんどありません。5の手術後フォローアップについては、手術方式、その後の目の回復具合いによって違い、早い人でも3ヶ月、長くかかる場合は数年単位になることもあるそうです。「万が一のことを考えて、手術後最低8ヶ月、出来れば一年はフォローアップの期間としてみておいて欲しい。もちろん、フォローアップは帰国後かかりつけの眼科で行うことも出来るが、一人の患者を最後まで責任を持って診たい。」とのことでした。

最後に…
  今回、こうして先生に色々とお話を伺ったり、頂いた資料を読んだりして思ったことは、意外に時間と手間がかかるものだということです。確かに日本で手術を受ければ2倍くらいの費用がかかるため、カナダでは手軽に安く出来ると思い、手術を受けるまたは受けたいと思う人も多いようです。しかし、これはあくまでも正式な手術なので、実際には患者がどれだけこの手術に関することを理解しているかといった簡単なテストが行われ、手術前には数ページにも渡る同意書にサインをし、手術後のフォローアップに病院に最低3ヶ月は通わなければなりません。そういったことから、この手術を受けようと思っている方は、入念な下調べをし、期間をたっぷり取るといった準備をされることをお勧めします。

入江博子

 


 

 


 


「バカは高い所へのぼる」Part3

  日頃は山を見上げて生活しているが、高い山に登ると山々を見下ろすこともできる。そこに行くには時間と体力を費やすが、頂上からの眺望にはかえられないものがある。また、山の上に暮らす鳥や動物との出会いも楽しい。だが、遇いたくない熊もそこにいる。

■バーミリオンピーク(Vermilion Peak)標高2622m 往復所要6〜8時間
クートネー国立公園内にあり、ハイウェイ93のコンチネンタル・ディバイドから11kmほど南へ走ると、左側に見える。熊の出現が多いといわれている。私が登ったときにも多数の糞を見つけ、常に大声を上げながら熊と遭うのを避けた。多彩な花々に囲まれながら、山に直行するようにきつい斜面を登り、砂場から右に折れて稜線へ。稜線は狭く、強風と危険も伴うが、頂上からはアシニボンなど遠くの山々も眺望できる。 

■カスケード山(Cascade Mountain)標高2998m 往復所要7〜9時間
バンフの町の象徴ともいえる山で、すでに登ったことのある人や登ってみたい人も多いのでは。足元のぐらつきやすい岩場も通り抜けるので、足首をしっかりとサポートしたハイキングブーツを着用した方がよい。また、長距離用に十分な水も必要だ。ノーケー駐車場から出発し、カスケード・アンフィシアターから岩場を通り、ふたつのピークを越えて頂上へ。頂上からは、ミネワンカ湖やスリー・シスターズ、アシニボンなど、数限りない山々が眺望でき、絶景だ。トレイルをうっかり外れやすいので、地図の持参も。インフォメーションセンターに行くと無料で手に入る。夏場は常に熊出現注意報が出ているので、ベアスプレーの携帯と大声をあげて歩くことを忘れずに。

 

文・写真  岩崎智美

 

*これらの山に初めて登る場合は、体験者に同行するか、ガイドブック『SCRAMBLES』などを熟読して、多人数で行動することをお勧めします。特に、カスケード山は遭難者が多いので、十分注意してください。

 

 

 

気まぐれ花鳥雑記

 

 雄大・美観だけでロッキーを語るなかれ。何気ない花や鳥にも意外なロマンがある。視点を変えて覗くロッキーの魅力。

Indian Paintbrush ゴマノハグサ科
  カナディアンロッキーを代表するお花といえばこれ。色合いからたくさんの種類に分類されますが、専門家でも識別は容易でないとか。色が目立つ部位は花ではなく葉っぱ。そこから突き出た黄色(緑色)のつの(写真矢印)が本当の花なのです。え?  緑じゃないのに葉っぱ?  と思う方、クリスマスのお花で有名な「ポインセチア」を思い出してください。鮮やかな赤を葉だと知る人は多いはず。その他「ミズバショウ」に見られる大きな白い部分も葉。専門用語では「包葉(ほうよう)」と言うとか。
  このお花は、寄生植物としても知られています。地面下で根を他の植物に繋げて、そこから栄養をもらうのです。引っこ抜いて持ち帰っても育たないのでしょうね。寄生先の植物で色合いが変わるだの、ハチドリや昆虫が交配させて色合いが複雑になっただの、いろんな話を聞きますが実際はどうなのでしょう? 盛夏、山上のお花畑は夢の世界。その美しさと彩りは表現できないほどの感動です。(協力:石井博)

Common Raven ワタリガラス
  「うわー、でっかいカラス!」 などの単純表現で片付けないで。北米からヨーロッパ・北アフリカまで、実に分布の広いカラスです。が、日本では北海道にごく少数が飛来するだけの珍鳥。日本のバードウォッチャーには憧れの的。最近はエゾシカの狩猟が盛んになるとともに個体数も増えつつあるとか。
  あの星野道夫さんも、ワタリガラスの神話をアラスカやシベリアに追い続け、その軌跡を綴った「森と氷河と鯨」は未完の遺作として有名です。北西沿岸のネイティブは、世界を創造した英雄としてトーテムポールに表現しました。
  昔から日本では女性の美しい黒髪を「烏の濡羽色(からすのぬればいろ)」と表します。濡れたように光り輝く黒、紫色が強い黒のこと。カラスは深みのある美しい濃紫なのです。

Black-Billed Magpie カササギ
  ごくごく普通に見かけるカラスの仲間ですが、その実態はなんとも奥深い。日本では佐賀平野とその周辺のみに生息する非常に珍しい種類。九州北部の「カササギ生息地」は国の天然記念物にも指定されます。
  もともとは朝鮮半島の鳥で、韓国の国鳥。朝鮮出兵に参加した佐賀藩・鍋島直茂は、「カチカチ(勝ち勝ち)」と鳴いたカササギを、縁起がいいと持ち帰り保護したとか。以来、佐賀県では「カチガラス」の名で親しまれます。
  七夕伝説では大役を務めます。7月7日、カササギは天の川に翼を並べ、牽牛と織女のために橋をかけるのです。

いかなれば途絶え初めけむ天の川 逢瀬に渡すかささぎの橋 (詞花集・巻三・八五)

大阪には「天野川(あまのかわ)」に架かる「かささぎ橋」があり、七夕伝説が語り継がれています。

田中康一
www.ilovewintergreen.com

 

 


土と水と太陽と 
〜ガーデニング日記D 最終回 愛情と手間が大事〜

 

 6月下旬に書いた前回を振り返ってみると、雨で悩まされていたことを思い出します。7月以降好天が続き、これを書いている8月第二週現在、私の小さなガーデンにはトマトやグリーンピースがなり、色とりどりのポピーやパンジーが咲いています。でも、この数日間、夏の終わりを感じさせるような冷え込みが・・・。このコラムは今回でおしまいですが、まだまだ暑い日もあることを祈りましょう。

あとは夏の終わりまで楽しむのみ 
  さて、これからは水をあげ、咲き終わった花を摘み、収穫を続け、寒さから守ってあげるのみ。トマトなどの野菜の肥料は、大体の場合、実がなりはじめたらやめるようにとあります。これは、収穫する実に肥料が多く含まれすぎてしまうからとか。この分、手間が省けます。また、花の多くは、咲き終わったものを摘んであげるとより多くの花をつけるので、これも欠かせません。
  ガーデニング3回目のこの夏に私が実感したのは、植物を育てるには、愛情と手間がとても大事ということです。今回は欲張っていろいろ育てようとしたのですが、それに見合う手間や時間をかけてやることができずに枯れていったものも多数。花は話しかけてあげるときれいに咲くといいますが、やはり愛情がないと手間をかけることもできません。雨続きの時や一週間留守にした時のガーデンはあまりにも悲惨な状態で、このまま枯らせてしまおうかとも思ったくらい。しかし、そうするとこのコラムも続かないと思い、また気を引き締めて再生に取り掛かりました。こまめに手入れをした結果、元気を取り戻したガーデンを見たり、自分のガーデンからの野菜や花を楽しむのも、日々の小さな喜びです。
  余談になりますが、今回グリーンピースを育てて思いがけず得したことがひとつ。それは、ここロッキーの野生植物を見る際、どれがマメ科の植物なのかわかるようになったこと。自分のガーデンで成長の経過をずっと見てきたために、葉や茎の感じから区別がつくようになったのです。だからどうということはないのですが、今まですべて「きれい」でまとめていた野生の植物が少しずつ違って見えてきました。
  ガーデナーの皆さん、また来シーズンも頑張りましょう !

 

小林りん

 

 

 

Let's Talk Like Canadians!!
〜英会話ワンポイントアドバイス〜


Hit it off = 意気投合する、気があう

初めて会ったのになぜかお互いウマがあう、すっかり打ち解けるといった状態を表すイディオムです。お互いのことをよく知らなかった二人が、出会ってあっという間に意気投合するというニュアンスを含みます。(注意:ここで使われる“Hit”には、叩くとか殴るという意味はありません。)

文法ワンポイント: 文章の内容によって動詞“hit”の形が変わることがありますが、“it”の位置は変わりません。 “Hit it off” をワンセットとして覚えましょう。

●Situation 1 
Gary: Do you see that girl over there? I work with her and would really like to meet her, but I'm nervous.
Donny: You should go talk to her. Don't be nervous, you might just hit it off.
Gary: You're probably right. I will go over and introduce myself.

●Situation 2 
Sara: Bob and Lilli have been going out for 2 months now! I'm so surprised.
Mike: Me too! I didn't think they would hit it off. She's so outgoing and loud, and Bob is so quiet. 
Sara: They must get along because they are opposites. 

●Situation 3 
Brian: Look at Barb and Dave. They are really hitting it off. They just met, but they have been talking for hours. 
Brent: Yes, I see them. They must really like each other. 
 

BY Susan Taylor (Banff Education Centre講師)

 

 


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