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狼の子供、また死亡
9月4日(日)、キャッスル・ジャンクションの東約8km地点の線路上で、狼の子供がカナダ太平洋鉄道(CPR)の列車に轢かれて死亡。この春、五頭の子供が産まれたとされる「ボウ谷」群の一頭だった。1日(木)には、この群の別の子供が車に轢かれて死亡したばかり。この群には、これで三頭の成熟した狼と子供一頭が残るのみとなった。野生動物の交通事故死が相次ぐ中、パークスカナダへの批判の声が高まっている。
パークスカナダ広報担当のMarjorie Huculak氏は、「線路での死亡事故を削減するために、実際どのような対策をとることができるかをCPRと協議している。(中略)『ベア66』や他の動物に起きた事故により、どのような対策をとるべきかという話し合いが本格的に始まった」と述べた。三頭の小熊を残して死んだグリズリーベアの「ベア66」のケースも線路上での轢死。
1日に死亡した狼や、7日(水)に死亡した「ベア66」の小熊二頭は、国道1号線沿いに建てられたフェンスを何らかの方法で越えて道路に出たとみられている。事故のあった区間のフェンスは、国立公園内でも古いものとされ、動物がフェンスの下を掘ってくぐるのを防ぐための「エプロン」と呼ばれる工夫がされていないものだった。
これらの事故を受けて、パークスカナダは、まずは事故のあった付近の古いフェンス約1km区間を「エプロン」のある最新のフェンスに取り替えることを発表。五頭の熊と二頭の狼が轢死したこの夏、今後の更なる対策が期待されている。
アウトルック紙より
「ベア66」小熊、動物園に順応 9月9日(金)にカルガリー動物園に収容された「ベア66」の小熊は、順調に新しい環境に適応してきている様子。カルガリー動物園は一時的な滞在先で、長期的な措置は未定のため、人間との接触は極力避けられており、見学も許されていない。
この熊は8月19日に母親を、9月7日には今年一緒に産まれた兄弟二頭をともに交通事故で亡くしている。自然界での生存率はゼロに等しいとされ、捕獲・保護された。動物園に到着してからは、簡単な健康診断を行った獣医と毎日餌を運んでくる飼育員以外には、人間との接触はもっていない。
動物園で獣医部門を監督するSandie Black氏は9月13日(火)、「馴染んできているようだ。着いたばかりの時は、控えめに鳴声を上げていた。今はとてもリラックスしている」と述べた。小熊は、行き来の自由な居間ほどの大きさの囲いを屋外と屋内に四つずつ与えられており、薮や箱など隠れる場所もあるという。
カルガリー動物園では、最大で3ヶ月間小熊の世話を引き受けるとしており、パークスカナダはそれまでに長期的な滞在先を見つけるとしている。ブリティッシュ・コロンビア州ゴールデンの熊保護施設が候補に上がっている他に、別の二箇所の動物園が引取りを申し出ているという。
保護されて育ったグリズリーベアの生存率は不明だが、Black氏によると、カルガリー動物園のグリズリーベア「ルイーズ」は小熊の時に保護され、現在は20歳を越すという。
アウトルック紙より
攻撃的なエルクに注意
9月と10月は、エルクの交尾期。特に雄のエルクは、雌の群を守るために攻撃的になる可能性が高いため、パークスカナダは観光客や住民にエルクに近付かないよう、注意を呼びかけている。
「エルクは今の時期、興奮状態にあり、特に近付きすぎると前触れなく突進してきたりすることがある。また、春の繁殖期や秋の交尾期だけに限らず、いつでも危険な存在になりうる可能性があるので、近付かないようにして欲しい」と、ワーデン(森林警備隊)のRon LeBlanc氏。最低でも30m(バス三台分)の間隔を開け、雄と雌の間に入らないようにするよう呼びかけている。
最近では、2003年に男児がリムロック・ホテル付近でエルクに襲われている。しかし、こういったケースは稀で、2004年から現在までの間には一件も起きていない。
現在エルクは、バンフではバンフ・スプリングス・ホテルのゴルフ場やミネワンカ湖付近に、キャンモアでは南の住宅地やスリー・シスターズ敷地付近に集まっている。
バンフ町の境界内でエルクを見かけた場合は、ワーデンまで通報を。(762-1470)
アウトルック紙より
放し飼いの犬、グリズリーに襲われる
9月22日(木)、クートニー国立公園のバーミリオン・クロッシングで、散歩中の中型犬がグリズリーベアに襲われて死亡する事故が起きた。
パークスカナダのHal Morrison氏によると、飼い主の女性は、散歩の最中に犬に綱をつけておらず、犬は熊を見つけて走り寄り、吠え始めた。熊が犬に向かって突進すると、犬は飼い主の方へ逃げ帰ってきたとのこと。「女性は木の陰に隠れた。(中略)熊は、木のちょうど反対側で犬に追いついて殺した。女性がその争いに巻き込まれなかったのは、とても幸運だった」と同氏。
野生動物だけでなく、飼い主やペットにも危険が及ぶ可能性があるため、国立公園内ではペットの放し飼いは禁じられており、最大$2,000の罰金もある。「この女性は、犬に綱をつけていなければならないことを知っていた。時に少し甘くなるのは、誰にでもあることなのでかわいそうに思う。とてもなついていた犬だったようで、女性はかなり動揺していた」とMorrison氏は語った。
熊が冬眠に入るのは11月初旬とされており、木の実が少なくなってきた現在、特に注意が必要とされている。
クラグ・アンド・キャニオン紙より
バイクパークの設置、決定へ
バンフ町議会は、9月12日(月)、町内にバイクパークを設置する案を満場一致で可決。町からは$5,000の出資が決まり、残りの費用はマウンテンバイク愛好者団体が募金活動などにより調達する。設置場所は未定だが、今後、パークスカナダとの調整が行われる。
このパークには、あらゆる年齢やレベルの人が利用できるマウンテンバイクやBMX用の障害物コースやジャンプ台などが用意される予定。
クラグ・アンド・キャニオン紙より
女性暴行容疑者、犯行を認める
7月11日、バンフのセントラル・パークで大怪我を負った意識不明の女性が発見された事件で、9月19日(月)バンフ裁判所は、故意の殺人未遂と性的加重暴行罪に対するAlbert Muckle容疑者の有罪主張を受け入れた。殺人未遂罪については故意であったかどうかにより罪の重さが変るため、法律顧問は有罪主張を保留すべきと助言しており、今回の容疑者の行動はこれに反するものだった。
Muckle容疑者は、有罪主張をすることで早く裁判を終わらせ、現在拘置されているカルガリーの刑務所から移動することを希望している。同容疑者は同刑務所で虐待を受けていると述べているが、真相は明らかになっていない。
一方、被害者の女性は、現在オタワの病院に入院中。植物状態にあり、このまま昏睡状態が続けば永久に意識が戻らない可能性も高い。被害者は「オーロラ・ナイトクラブ」の外で容疑者と出会った後、二人でセントラル・パークに行き、そこで暴行を受けたとされている。
Muckle容疑者には三つの州をまたがる長い犯罪歴があり、処罰の内容が決まるまでにはまだ2ヶ月以上かかるとされている。政府は、容疑者を「危険な犯罪者」に指定することを検討中。これに指定されれば、一生涯を刑務所などの施設で過ごす可能性が高い。
クラグ・アンド・キャニオン紙、アウトルック紙より
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