|
女性特有病であり二大脅威でもある「子宮ガン」と「乳ガン」のうち、「子宮ガン」についてのお話をします。
まず、子宮ガンには二種類あります。子宮の入り口である頸部にできる「子宮頸ガン」(Cervical cancer)と子宮内の奥にできる「子宮体ガン」(Uterine
cancer)です。この二種類のガンは、原因やかかりやすい年齢、タイプなどが異なります。
この条件に当てはまる方は検診を 今まで圧倒的に多かったのは頸ガンですが、ここ最近の調査では体ガンの発生も増えてきています。頸ガンは性交渉経験のある女性ならどんな年代でも発症の可能性があります。昔は40歳以上の女性だけに検診が呼びかけられていましたが、最近では20歳代からの発生が多くなってきていることから、性交渉経験のある女性全般に検診が勧められています。体ガンは通常、40歳以上の更年期前後の女性に発生する率が高いとされています。
これらの子宮ガンの特徴は、かなり病気が進行しないと自覚症状がでないということです。子宮ガンは自覚症状のないまま、進行する恐ろしい病気ですが、早期発見できれば完治する確率の高い病気でもあります。常に自分自身の健康管理に気を配り、定期検診を受けることをおすすめしたいと思います。
検診の方法や費用
頸ガンのための検診は大変簡単です。通常「PAP
Test」(細胞診)と呼ばれ、子宮頸部の細胞を綿棒でこすりとって、顕微鏡で調べるものです。検診はほんの5分で済みますし、痛みもほとんどありません。結果も1週間ほどででます。頸ガン検診はバンフやキャンモアの診療所どこでも簡単に受けられます。 体ガンの検査は「Endometrial
Biopsy」と呼ばれ、同じように細胞診をしますが、細胞を取る場所が子宮の奥なので、頸ガン検診よりすこし時間がかかり、痛みをともなう場合もあります。体ガン検診は特別な器具と技術を要するので、どこでもできるという訳ではありません。
両者の検診費用については、アルバータヘルスケアの加入者はその保険で対応できます。海外旅行保険では対応できませんが、診療所によっては特別料金を設定しているところもありますので相談してみて下さい。
検診の受けられる場所
バンフの町の診療所で検診を受けられます。まず電話をして日時と医師を指定し、予約してからの受診になります。ちなみに、カナダでは日本のように婦人科専門として独立した診療所はありません。
なお、バンフ・ミネラル・スプリングス病院は、緊急時外来のみの受付になっており、こういった検診は受けられないので注意してください。
最後に、頸ガン検診は性交渉経験のある女性ならだれでも一年に一度必ず行うようにしましょう。体ガン検診は更年期にさしかかる年齢になったり、不正出血などの症状がみられた場合は、医師と相談しながら必要に応じて行うようにすることをお勧めします。
遠藤千晶
<バンフ内診療所の女性医師一覧> ◆Bow
Valley Medical Centre(760-3360) Dr. Pentelichuk, Dr. Armstrong, Dr.
McLean ◆Alpine Medical Clinic(762-3155) Dr. Fowke, Dr.
Townsend ◆Family Physicians Office(762-4846) Dr. Edgar, Dr. Marriott,
Dr. Blaney, Dr. Chambers
|