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2004年2月下旬号

カナダでホッケー通になろう! (続)
〜ホッケーファンのKeppyさんに聞きました〜

 

  前回に引き続き、ホッケーについてもっと知りたいという方向けに、観るだけでなく、ご自身でもプレイされるという地元熱狂ホッケーファンのKeppyさんに伺いました。

<NHLのカナダチーム>
  NHLのホッケーチーム全30チームのうち、カナダのチームは現在6つです。「モントリオール・カナディアンズ」、「オタワ・セネターズ」、「トロント・メープルリーフ」、「エドモントン・オイラーズ」「カルガリー・フレームズ」、「バンクーバー・カナックス」となっています。残り24チームがアメリカのチームです。
  元々NHLは、さすがホッケー大国のカナダのチームばかり、5チームから始まりました。1917年のことで、「モントリオール・カナディアンズ」、「モントリオール・ワンダラーズ」、「トロント・アリナーズ」、「ケベック・ブルドックス」、「オタワ・セネターズ」という5つのチームでのリーグでした。
  1925年にはすこしチームの顔ぶれが変わり、モントリオール、トロント、ニューヨーク、ボストン、デトロイト、シカゴの6チームとなり、「ファースト6」と呼ばれました。それから、次々にアメリカのチームが参加するようになったのです。

<プレイオフとは>
  通常シーズン中、82試合の戦いから東の1〜8位、西の1〜8位が決まります。この西と東に分かれた勝ち抜き戦がプレイオフです。各対戦の勝敗決定は4ゲーム先取制となっています。プレイオフで東と西の最強チームが決定し、いよいよ東と西の一番同士の対戦、それが「スタンレーカップ」戦です。
  2月中旬現在はまだ、通常シーズン試合中ですが、東ではトロントとフィラデルフィアが強く、西ではコロラドとデトロイトが頑張っています。
<Keppyさんの好きなチーム&選手>
  個人的に「コロラド・アバランチ」を応援しています。そのチームのPeter Forsberg選手が大好きです。昔みた試合で、とにかくPeterの豪快なホッケープレイに感動して以来のファンです。強い選手というより、パックハンドリングに長けた非常にホッケー技術の高い選手だと思います。

<Keppyさんからひとこと>
  私はホッケーというスポーツにめぐり合って本当によかったと思っています。このスポーツを知らずに一生を過ごすのはもったいないとも思えます。ホッケーはとても奥深いスポーツで、もちろん観るだけでも楽しいですが、自分でやってみるとそれ以上に楽しみが広がります。自分でやってみるとホッケーの奥の深さがよくわかります。私はNHLの選手のプレイをみていていつも「あの人たちのプレイは芸術だ」と思いますね。
  いきなりNHLを観にいかなくても、バンフのレクレーションセンター(屋内スケートリンク)でも定期的に地元のチーム同士の試合が行われていますし、週末には子供達のチームのトーナメントなどもあります。
  バンフには、初心者でも参加できる日本人ホッケーチームがありますし、町のいたるところに無料の屋外リンクもあります。まずは、気軽にスケートの練習から始めてみてはいかがでしょうか?


★Keppyさん  北海道出身&バンフ在住17年



<ホッケーを始めたい方へ>
  バンフスプリングスホテルとレクレーションセンター(バンフ駅近く)には、無料で滑れる屋外リンクがあります。スケート靴は、ベアストリートにある「Snow Tips」やバンフスプリングスホテル内の「Ski Stop」でレンタル可能。雪が積もってなく氷の厚さが十分であれば、バーミリオン湖、ボウ川、ミネワンカ湖、ジョンソン湖などでもスケートができます。(薄い氷にはくれぐれも気を付けてください。)
  そして、スケートが少し上達したら、町のホッケーチームの練習に参加することもできます。バンフの日本人ホッケーチームは、初心者の参加も歓迎しています。3月中は、毎週水曜日の夜9時半から10時半までレクレーションセンター内のミニリンクで練習が行われています。参加時には装備などの道具一式が必要になりますが、ホッケーの指導をはじめ道具の相談などにものってくれます。スケートを始めたい、ホッケーに参加したいという方は、まずお電話で相談してみてはいかがでしょうか。
連絡先:Mayumi 760-2622


THE HUT(カナダの山小屋) 1

目の前には真っ白な雪原が広がっている。雪原の本当の正体は湖だ。カナディアン・ロッキーの湖は半年以上凍りつき、ポスターに出てくるような美しい水面を見せてくる時間の方がむしろ少ない。この雪原がロッキーの湖の日常だ。

僕はその雪原にスキーを向け、歩き出した。すでに何本ものスキーの跡が湖の奥へと延びている。その行先に視線を移すと、巨大な氷河が青白い光を発しながら崖の上に横たわっていた。氷河本体から分離した巨大な氷の固まりは、崖からこぼれ落ちるのを何とか必死に耐えているように見える。そして運がよければ、アラスカやパタゴニアのように巨氷崩壊の様子を観察できる。しかし、今日の僕らは、巨氷が落ちませんようにと祈っていた。

ボウ・レイクの駐車場を出発。空を見上げると半分ほど雲に覆われてはいるが、申し分ない天気だ。雪面からの強烈な照り返しが、サングラスを通して瞳孔を刺す。目指すは氷河直下にあるボウ・ハット。ボウ・レイクの水源であるワプタ・アイス・フィールドに登ぼるために建てられた、この辺りでは最も人気のあるハット(山小屋)である。今回は、その山小屋に滞在し、氷河の上のパウダーをいただこうという計画だ。氷河の上にはたっぷりと雪がたまっているに違いない。

湖の上を対岸に向かって真っ直ぐに進む。足元の氷の上には雪が深く積もり、氷の上を歩いているという感覚はない。
「たくさんの人が、山小屋に行っているね。」
幾つものスキー跡が僕らをハットのある方向にいざなう。迷う心配はなさそうだ。

湖の対岸に着くと、しばらく平地が続く。ボウ・レイクの水源は氷河だ。氷河から湖に流れ込む水が大量のドロを運んでくる。夏にこの平地を歩けば、膝辺りまでズブリと浸かってしまう。

平地を抜けると、渓谷が行く手を遮る。それを左に迂回。ここからやっと登りになる。背の低い森に入ると雪が深くなってきた。しかし、トレイルは先行者によって踏み固められ、ラッセルの必要は全くなかった。しばらく森の中を登ると、突然視界が開ける。アバランチ・シュート(雪崩の通り道)だ。気温はそれほど上がっていなかったが、登山の教科書通り、バック・パックのストラップを外し、ひとりずつ間隔を開けて渡っていった。

アバランチ・シュートを通過して森が終わると、広大な広場に出た。そこには、瓦礫が規則正しく土手のように積み上げられている。まるで工事現場だ。もちろんこんなところで工事が行われるわけはない、この瓦礫の山を地質学用語でモレーンと呼んでいる。氷河は流れの先端に大量の土砂を押し出す。そして、氷河が後退するとその土砂が置き去りにされていく。こうして出来たのがモレーンである。モレーンの上は非常に歩きにくい。その斜面を登ると、こぶし程の大きさの岩やドロが足元をすくいなかなか進めない。

苦労してモレーンを越える。遠くに見えた氷河が随分と近づいて来たのが分かる。再び行く手を渓谷が遮る。両側から雪が落ちてくる可能性が高いので、渓谷の中に入りたくなかったが、他にルートはない。中に入ると、両側は約10メートル弱の壁に囲まれた。時折、地響きのような音が体中を揺さぶることがある。「雪崩か?」と、辺りを見回すとそれは大抵水の音だった。雪の薄い場所があり、轟々と水が流れている音がする。雪を通して聞こえてくる音は低くそして力強い。短い春が確実に近づいて来るのが実感できる。

雪崩の恐怖で渓谷は永遠に続くものと思われた。しかし、20分も歩くと視界が一気に開け、目の前には高い絶壁に囲まれたすり鉢状の巨大な空間が広がっていた。この地形を北米では「アンフィシアター(円形劇場)」と呼んでいる。日本は山岳用語にドイツ語を使うことが多いので「カール」と言ったほうが分かりやすいかも知れない。このアンフィシアターを取り囲む崖の上には、厚みを持った青が覆っている。遠くから見えていた氷河だ。氷河本体から分離した巨氷が不気味に青い光を発している。カナダでもっとも有名な、雪崩学入門ガイドの表紙は、僕らが目の前にしている場所の写真である。氷河の上からの雪崩の噴煙が、ボウ・ハットに向かう人々を飲み込もうとしているその写真は迫力そのものだ。山小屋へ行くには、その巨大な氷の固まりの真下を通過しなければならない。恐ろしい写真を思い出しながら、僕らは最後の休憩を取った。

休憩を終え、氷河の乗った崖に向かって歩き出す。崖下の右の丘を登ると、そこが山小屋だ。最後の難関は運に任せるしかない。巨氷はめったに落ちてこないが、大きな崩落があれば最後、暴風を巻き起こし全てを吹き飛ばす。息を切らせながら巨氷の下を通る。全員無言。息が切れて話をするどころではない。何事もなく巨氷の下を通り過ぎ、丘をフーフーいいながら登る。
「何か見えてきたよ。建物。でもプレハブみたい・・・」
先頭を行くミンが不安そうに振り向いて、僕の顔を見る。
「そのプレハブみたいなのが、山小屋だ。もう到着だ。」
  ケンと僕がミンに追いつくと、クリーム色の建物が見えてきた。なるほど、見た目は日本の工事現場のプレハブそのものである。しかし、その建物は僕らに安堵の歓声を上げさせた。腕時計を見ると、出発から3時間半。悪くないペースだ。

  ボウ・ハットの歴史自体は古くはない。この山小屋が最初に建てられたのが1968年。日本の山岳の歴史を参照すれば、つい最近といっても過言ではない。しかし、その山小屋の上に広がるワプタ・アイス・フィールドの歴史はもう少し古い。ワプタ・アイス・フィールドの広さは、氷続きになっているワプティック・アイスフィールドを含めると、500〜600平方キロメートル。この、広大な面積全てが氷河に覆われている。

  8万年〜2万年前は、地球の半分以上がこの氷に覆われていた。氷河期は現在よりも5〜6度ほど地球全体の平均温度が低かったといわれている。冬に降った雪が夏になっても全部溶けきらない。つまり雪が増えっぱなし。大量の海の水分が雪に変わり地球の半分以上を覆い尽くした。あまりにも雪が分厚く積もると底の雪は、大量に積もった雪の重みで圧縮されて氷に変わる。簡単に説明すると、これが氷河の正体である。日本の高山にも「万年雪」がある。万年雪も深くまで掘ると、下の方は氷に変わっている。しかし、「万年雪」は「氷河」とは呼ばない。大きな違いは、氷河は動いているということ。

  長い目で見ると、地球上の氷は水あめのような存在だ。雪が大量に積もり、あまりにも分厚い氷が形成されると、氷自身の重さに耐え切れなくなり低い方に向かって流れ出す。目の前のワプタ大氷河上は、現在でも冬の降雪量が夏に溶ける量を上回る。毎年大量の氷を作り出し、標高の低い方に向かって氷河を流している。但し、現在は作り出される氷よりも、標高の低い方から溶けて行く氷のほうが多く、これを氷河の後退などと呼んでいる。ここで取り上げている「アイスフィールド」とは、広い範囲で氷河が形成された場所のことを指す。もっと大規模に、例えば、グリーンランドや南極を覆う氷は、一般的に「氷床」と呼ばれる。 (続)


永作まさかず
www.banff.net/kinageda/


 

映画小話


 先日、ハリウッドで行われた『ゴールデン・グローブ賞』の授賞式で特別賞を受賞したのは、マイケル・ダグラス。父、カーク・ダグラスは往年の大俳優としてとても有名でした。今、マイケル・ダグラスも父を越える役者として活躍しています。
  役柄は、けっこう偏っているような気もしますが、いずれも型にはまらないクールな感じがなんとも魅力的です。『氷の微笑』で危ない刑事役、『ブラック・レイン』でも不良刑事役。『危険な情事』では美しい妻がありながら浮気する夫、『ディスクロージャー』でも昔の女とごちゃごちゃする女たらし役。きちんとした役を演じたのは『アメリカン・プレジデント』ぐらいでしょうか。
  今回は、マイケル・ダグラス主演の映画でぜひ一度は観ていただきたいと思う、私独断のお勧め映画をご紹介しましょう。

『ディスクロージャー』   〜Disclosure〜
『ダイヤル・M』  〜A Perfect Muder〜
『アメリカン・プレジデント』
               〜The American President〜
『氷の微笑』 〜Basic Instinct〜
『ブラック・レイン』 〜Black Rain〜
『危険な情事』 〜Fatel Attraction〜
『ローズ家の戦争』 〜The War of the Roses〜
 

Chiaki

 


Let's Talk Like Canadians!!
〜英会話ワンポイントアドバイス〜

etting cold feet= To become nervous 
    (おじけづく、二の足を踏む、逃げ腰になる)

  Getting cold feetは、いざというときに二の足を踏んでしまうことや、初めてのことをするときにナーバスになり、おじけづくことを意味します。よく耳にする例としては、結婚式の直前になり後ずさりしてしまうことがあります。

●Situation 1 

Gerry: I can't believe your wedding is in one week!
Mat:  Yes, but I think I'm getting cold feet.
Gerry: Why? What are you afraid of? 
Mat:  Maybe it's too soon.

●Situation 2
Wendy: Your new job starts soon, doesn't it?
Julie: Yes, but the problem is, I'm getting cold feet. I'm not sure I'm the right person for the job.
Wendy: Don't worry about it. You will be great.


BY Susan Taylor (Banff Education Centre講師)


カナダで読むバイブルストーリー23
〜食べる楽しみは、祝福のひとつ〜


見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、神がその人に許されるいのちの日数の間、日の下で骨折るすべての労苦のうちに、しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。これが人の受ける分なのだ。実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。
(聖書 伝道者の書 5:18-19)

  リバウンドなしに、ゆるやかなカーブを描きながら私の体重が減少しています。カナダに来た当初、カナダ人の家庭でたまたま垣間見た昼食がスナックのようなものとドリンクでした。ある時はリンゴ1つで済ませている方さえおられました。大きな体をよくあれだけの食物で維持できるものだと驚きでした。まあ食文化の違いなのだろうと思っておりましたが、食事やパーティーなどに招かれた時には美味しいご馳走が揃い、そのギャップにまたまた驚きでした。
  以前、私達の住まいに滞在された方々がシリアルを置いて行かれたのですが、それを食べる習慣がない私はそのままにしておりました。ある日、賞味期限が間近である事を知り、やむなくそれを朝食にするようになりました。もともと食事の準備と片づけが簡単である事を好む私は、かなり時間短縮になるその食物の便利さが気に入ってしまいました。そしてお昼は果物を食べて済ませています。しかし、プールやクロスカントリースキーの後はとてもお腹が空きますので、その時はかなりの量の夕食を食べています。

  食べる事は、私達にとって楽しみの一つです。週に一日は何も食べない断食をし、日頃簡単な食事にしていますと、ご馳走を目の前にした時、体重やコレステロールの事を気にしないで食べられます。食する事は祝福ですね。皆さんも楽しんでおられますか。

 

Grace Japanese Christian Church
牧師 丹羽博志

 


 

2004年2月19日更新

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