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2004年6月下旬号

 

母熊、小熊2頭を残し事故死

 6月2日(水)深夜11時頃、レイク・オハラ出口付近の国道一号線上で18歳の雌グリズリーベアが車に轢かれる事故が発生。翌日その死骸がレイク・オハラ・ロードで発見された。死んだのは、肩の毛が明るい茶色であることから「ブロンディー」という名で知られる母熊で、2歳の小熊2頭を連れていた。通常ならこの秋まで母親と過ごすはずだったこの小熊たちが、今後母親なしで生存できる可能性は低いとされている。
  「標高の高い所ではまだ雪が降っており、熊には(谷間に降りてくる以外に)選択の余地がない」とパークスカナダ広報担当のShelley Humphries氏は語った。同氏は5月下旬から6月上旬にかけての20日間、レイクルイーズとフィールド間の道路上で15頭の熊を目撃したという。
  グリズリーベア保護団体の「グリズリーベア同盟」理事のTracy Henderson氏によると、2000年8月以降、交通事故など人間の活動を原因とし死亡したグリズリーベア(バンフ国立公園を行動範囲とする)は9頭(うち6頭は雌)。
  「特に雌のグリズリーベアにとって、これは非常に高い死亡率。繁殖できる雌熊が死ぬと全体の個体数に深刻な影響が出るのは確実。推定約40頭から60頭のグリズリーベアしか残っていないバンフでは、特に深刻」とHenderson氏。パークスカナダは、熊が道路に近づかないようにするいくつかの対策や数多くの動物が交差する部分の国道で最高速度を時速70kmにする措置をとっているが、「まだ十分ではない」と同氏は語っている。ブロンディーが轢かれたのは、最高速度規制が敷かれている地域の外だった。
  ブロンディーは、バンフ国立公園にとって歴史的な一頭。幼少期から人間環境に慣れており、アイスフィールド・パークウェイの道路際に頻繁に出現。1991年初め、車に轢かれる事故にあったが生き延びた。更にその夏、道路際で食事中、それを眺めていた人間のグループに対し攻撃的な態度を示したため、これを機にパークスカナダが無線信号を発する首輪を装着。キャンプ場や道路際から追い払うため、大きな音を立てるなどの威嚇作戦も始められ、ブロンディーはパークスカナダ・ワーデン(森林警備隊)による威嚇作戦の対象第一号となった。

アウトルック紙、クラグ・アンド・キャニオン紙より


パーキングチケット、値下がりへ?

 

  バンフのDennis Shuler町長は、長年ビジネス経営者から出ていた「違法駐車の際に発行されるパーキングチケットが観光客を遠ざけている」との意見を受け、支払いの時間制限付で金額を下げる案を町議会に提出することを検討している。
  現行の制度では、$30のチケットの支払いが発行から7日間以内にされれば、$20に値下げされる。改正の詳しい内容は未定だが、町長は今後、発行の2時間以内に支払われたチケットを$2に値下げすることを考えている。
  この案はまだ議会に提出されておらず、施行までには議会での検討・可決が必要。

クラグ・アンド・キャニオン紙より

 


 

登山者二人、遭難

 

  6月4日(金)、モレイン湖南西に位置するバレー・オブ・テン・ピークスの峰のひとつであるデルタフォーム山で、登山中の20代男性二人が予定の日になっても帰還せず、翌5日(土)朝、捜索願が出された。二人は遺体が発見されないまま、死亡が確定された。
  パークスカナダ・ワーデンはヘリコプターで捜索にあたり、登山ルートふもとで落石や落氷と共に二人の装備や道具を発見した。その後悪天候のため、捜索は一時打ち切られた。6日(日)には救助犬による捜索が行われ、更に装備や道具が発見されたが、悪天候に見舞われ再度打ち切り。
  登山経験は十分にあったとされる二人が登っていたのは、スーパー・クーラーという岩や雪、氷に覆われた難易度の高い登山ルート。3日(木)午後に出発し、低気温でルートが最も安定する深夜までふもとで待機し、登山を開始する予定だった。「これは賢い行動」と公安ワーデンのGord Irwin氏。同氏は、二人は頂上近くまで行ったが、頂上付近の悪天候により引き返さざるを得なかった可能性があるとしている。
  「はっきりしたことはわからないが、現場で発見された証拠から何かが二人の上に落下したとみられる。雪崩の形跡がふもとにあるが、もともと小規模な雪崩が多発する斜面。落石の可能性もある」とIrwin氏。
  二人は登山ルートふもとにある裂け目に落ちたと推定されている。その上には現在雪が積もっているため、遺体は雪が溶ける数週間後まで回収されない予定。

アウトルック紙、クラグ・アンド・キャニオン紙より


乳幼児放置死の日本人母、仮釈放申請却下

 

 6月3日(木)、国家仮釈放委員会は3年前に二人の子供を放置し餓死させた母親、フジイ・リエ受刑者の仮釈放申請を却下。子供を死なせたことに対し、受刑者は泣きながら何回も謝罪したが、委員会は彼女は自らの行為を理解していないとの疑いから決断を下した。
  これで少なくとも申請可能となる6ヶ月後までは、引き続きエドモントン女性矯正施設で過ごすことになる。
  「私は大きな大きな間違いを犯しました。このようなことが二度と起こらないよう、どんな償いもします。私はすべての環境が整う(経済的にも精神的にも母親として責任が持てる)まで、子供を持つことを考えません」とフジイ受刑者。これに対し、委員会は帰国後の日本での管理状態へ懸念を示すと共に、受刑者が4ヶ月前まで他の男性受刑者たちと性的内容の手紙の交換をしていたことから、まだ「男性依存症」的なものがみられると主張。手紙の交換をしていたうちの一人は、3年前に長男(15ヶ月)と長女(3ヶ月)を10日間置き去りにしたこの事件の責任の一端を負う人物だった。

カルガリー・ヘラルド紙より

 


 

Information

 


2004年6月下旬号

 

歴史的お家拝見

 

 6月19日(土)・20日(日)10:00〜16:00、バンフでは"Doors Open Banff"が行われます。このイベントは、今まで個人所有のため一般に公開されていなかったバンフの歴史的建造物24軒を無料で開放するというもの。バンフで最も古い教会、民家、その他公共施設が含まれます。
  このイベントのパンフレットは、町役場とパークスカナダ・インフォメーションセンターで入手可能。イベント中はケラーズ前の"Old Crag and Canyon Cabin"が特別会場となり情報提供をします。詳しくは762-1215まで。


Calgary Stampede

 

 

 カウボーイ、カウガールのお祭り「カルガリー・スタンピード」が今年は7月9日(金)〜18日(日)に開かれます。開催場所は、カルガリーにあるサドルドーム周辺。ロデオ他、様々なカウボーイパフォーマンス、30組を超えるバンド演奏、カジノ、移動遊園地、花火など、盛り沢山の9日間です。
www.calgarystampede.com/stampede/


「Banff's Best」へ参加しよう!

   バンフ・ヘリテージ観光協会が主催するバンフについての無料講習会"Banff's Best"の日本語版が開かれます。
  バンフの町は世界遺産に指定されているバンフ国立公園内に位置しており、カナダの宝、世界の宝として広く認識されています。毎年世界中からたくさんの観光客が訪れるため、この町で生活する人に町の歴史などの基本知識を持ってもらおうと始まったのがこの講習会です。
  講習内容は、職業に関わらず知っておくと便利なことが盛りだくさん。ゴンドラ券などの参加者へのプレゼントもあります。「バンフ・ローカル」となるために、都合のよい日を選んでぜひお気軽にご参加下さい。
  なお、講習会についてのお電話でのお問合せは受付けておりません。詳しくはバンフタイムズ「インフォルーム」にてご質問にお答えしております。

講習日:6月30日(水)、7月1日(木)、3日(土)、4日(日)
時間:9:00〜11:00am
場所:パークスカナダ・インフォメーションセンター
お申込み:
@会社単位のお申込みは、志村房子(762-8274)まで。
A個人のお申込みは、以下の日程のバンフタイムズ「インフォルーム」で直接お申込みください。
6月17日(木)、19日(土)、22日(火)、24日(木)の17:00〜20:00
申込み締切:6月24日(木)の20:00
*参加者が8名に満たない場合はキャンセルいたしますので、ご了承ください。

 


 

お出かけ前にトレイルの確認を


 最近熊の出現が頻繁にあり、トレイルの閉鎖や警告が様々な地域で出ています。ハイキングなど、お出かけ前にはパークスカナダのウェブサイトなどを確認してから出掛けることをお薦めします。(www.pc.gc.ca/apps/scond/Rec_Rep_e.asp?opark=100092
  また、パークスカナダ・インフォメーションセンターでは、毎週木曜日に熊の目撃情報をまとめたレポートを配布しています。


バードウォーク最終日


 6月21日(月)は「バードウォーク」の最終日です。この日にはホットケーキなども用意されていますので、皆さんぜひご参加ください。参加申込みは不要。無料のイベントです。

日時: 6月21日(月)7:00〜
集合場所: Cave Ave.から「Warner Stables」に入るSundance Rd.(フットボールグランド横)
持ち物: 暖かい格好、防水性の靴。双眼鏡と鳥に関する本があれば役立ちます。


 

Upper Hot Springs 天然温泉水100%

 

 

 湧き水が足りず、冬の間一時的に水道水が足されていたアッパー・ホット・スプリングスの温泉ですが、再び100%の天然温泉水で運営され始めました。水着とタオルと持って出掛けてみては?

料金:大人 $7.50、シニア・子供 $6.50、タオルレンタル $2、ロッカー $1
営業時間(9月6日まで):9:00〜23:00 
電話:762-1515


クラシファイド締切の時間が遅くなりました

 6月26日(次号7月1日号の締切日)から、クラシファイドお申込みの締切時間が変わります。今までは発行日前週の土曜日正午でしたが、これからは同日の夜8時に。インフォルームが閉室する時間と同時になります。
  なお、編集部営業時間外には、ドア外のお申込み用紙をご利用ください。
  個人的な貸し部屋や売り物等のクラシファイドの掲載は無料です。メール、ファックス、または直接編集部までお持ちください。お電話でのお申込みはご遠慮ください。
  有料クラシファイド・広告は、今まで通りファックス、メール、お電話でお受けいたします。枠で囲った広告のお申込みは発行日前週の水曜日、文字のみのクラシファイド広告は100字以内の内容を金曜日4時までにお送りください。


 

2004年6月17日更新

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