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2004年7月上旬号

 

半開きのゴミ箱、熊を誘惑

  6月14日(月)夜、カリブー・ストリートのセント・メリーズ・カトリック教会付近にあるゴミ箱にグリズリーベアがいるという情報が数件ワーデン(森林警備隊)事務所に寄せられた。バンフ国立公園内の全てのゴミ箱は、熊が開けることができないよう「熊よけ」の工夫が扉にされているが、今回はゴミ箱がいっぱいで扉が半開きになり、ゴミがあふれ出ていたことが原因と見られる。
  ワーデンが現場に駆けつけた時は、熊は既にその場を立ち去った後。パークスカナダ広報担当のMichelle Macullo氏によると、目撃情報が寄せられた当時現場は暗く、熊はブラックベアであった可能性もあるという。
  この事件で味を占めた熊が、再び町へ戻ってくるのではないかと懸念されている。「もしゴミ箱がいっぱいだったら、次の朝まで待って欲しい。熊は食べ物にありつく機会があれば必ず寄って来るため、非常に危険。一度味を占めたら必ず戻ってくるので、それをやめさせるのは非常に難しいということを強調したい。熊が町をうろつくことはもちろん、熊が本来口にしない人間のゴミを目当てに、ゴミ箱に寄って来ることは極力避けたい」と、Macullo氏は強く住民に協力を呼びかけた。

クラグ・アンド・キャニオン紙より


ランドル登山中の男性、心臓発作で死亡

 

  6月16日(水)午後、ランドル山登山中の22歳の男性が心臓発作を起こし、死亡。ケベック州出身のこの男性は、その日バンフに到着したばかりだった。この男性に心臓病などの病歴があったかどうかは明らかになっていない。
  パークスカナダ広報担当のMichelle Macullo氏によると、8人のグループで登山していたこの男性は、登山口から約一時間のドラゴンズ・バックと呼ばれる部分に差しかかった時に急に倒れ、心臓が停止した。同行していた一人によると、倒れるまで男性に異常は見られなかったという。
  この男性が倒れた直後、下山途中だったオンタリオ州からの看護婦と警察官のカップルが偶然現場を通過。救助隊が到着するまでの約1時間心肺蘇生処置を施したが、救助隊がヘリコプターで現場に到着した後、午後2時20分に男性の死亡が確認された。
  「通りかかった人や友人らはできる限りのことをした。とても残念」とMacullo氏。

アウトルック紙、クラグ・アンド・キャニオン紙より

 


 

地元狼保護団体、活動縮小へ

 

  キャンモアで10年間、狼の研究や保護活動を続けてきた「セントラル・ロッキー狼プロジェクト」が、今年の夏で事務所を閉鎖する。今まで理事を務めてきた狼研究家のCarolyn Callaghan氏がオンタリオ州へ移動するのがきっかけ。研究や活動は今までに比べて大幅に縮小されるが、プロジェクト自体は新しくHank Halliday氏を理事に迎え、存続する。
  オンタリオ州で狼保護に尽力してきたHalliday氏は現在、カナダ中の狼研究者らと連絡をとり、狼スポンサープログラム「Follow My Paw Prints(足跡を追って)」を再開する準備を進めている。このスポンサープログラムは、研究目的で無線首輪がつけられている狼一頭一頭を人々にスポンサーしてもらい、スポンサー料と引き換えに、その特定の狼の行動や居場所などの最新情報を提供するというもの。バンフ国立公園などの山岳公園に住む約15頭を対象に、キャンモアで8年間続けられ、集まった約百万ドルが研究費にあてられた。  
  しかし、スポンサーがついていた狼は、交通事故や猟、罠により相次いで死亡。現在ではクートニー国立公園にいる「ホープ」という名の雌1頭が残っているのみ。バンフ国立公園を住処とする「フェアホルム・パック」という群は、この2年間で15頭から2頭に減った。
  この狼の個体数減少の原因は、食べ物の減少と人間環境にあるとCallaghan氏は語る。「この減少の大部分は、生息地が減ったために減少したエルクの個体数にある。(去年行われた)人工火事によりエルクの生息地が回復し、数が増え始めると狼の数も回復するだろう。(狼が保護されている)国立公園内に食べ物が多ければ狼は公園内にとどまるが、食べ物が少ないと公園外に出て行く」と、Callaghan氏。
  保護下の国立公園から外に出た狼には、猟師の銃や罠の危険が待ち受けている。「猟師や(家畜を狼に狙われる)牧場主の問題は、今後狼を保護していく際の妨げになるだろう。この動物達と共存していけるかどうかは、人間にとって大きな試練だと思う。まだ乗り越えたとは思っていない」と同氏は語った。
  オンタリオ州とマニトバ州では、アルゴンキン州立公園とライディング・マウンテン国立公園の周囲に、公園のすぐ外で仕留められる狼を保護するための猟禁止ゾーンができた。Callaghan氏は、アルバータ州でまだ同様の措置がとられていないことに不満を表している。

アウトルック紙、CBCニュース・エドモントンより


ベア66に新首輪装着成功

 

 冬眠から目覚めてから、頻繁にバンフの町周辺で目撃されていた9歳の雌グリズリーベア「ベア66」。居場所確認のための無線信号首輪の電池が切れかけていたため、6月8日(火)、ワーデンはバンフ・レクレーションセンター付近に仕掛けた罠でベア66を捕獲。新しい首輪をはめられたベア66は、10日(木)にキャッスル山で解放された。町に戻らないよう、離れた場所で解放されたベア66だが、数日後には町の周辺をうろついていたのが確認されている。
  ワーデンはベア66の開放時に、人間への恐怖感を抱かせるため、大きな音やゴム弾で脅かすという方法をとった。「簡単に言うと、たくさんの人が集まり大きな音を立て、熊に人間は悪いもので避けた方が良いということを覚えさせる。人間のいる場所から熊を遠ざけたい時によく用いられる方法」と、パークスカナダ広報担当のMichelle Macullo氏は説明した。
  解放された翌日には、ベア66が雄熊と一緒に国道1A沿いで目撃されており、バンフ西のシルバー・シティーで交尾が行われた模様。ベア66には過去に何頭かの小熊がいたが、どれも生き延びていない。
  その後12日(土)、ワーデンの期待に反して再度バンフの町周辺をうろついているベア66が確認された。21日(月)にはトンネル山キャンプ場へ。23日(水)にはミドル・スプリングス住宅地に現れ、威嚇作戦により追い払われたが、その日のうちに住宅地へ舞い戻った。

アウトルック紙、クラグ・アンド・キャニオン紙より

 


 

Information

 


2004年7月上旬号

 

キャンモア・フォークミュージック・フェスティバル

 

 「キャンモア・フォークミュージック・フェスティバル」が今年は、7月31日(土)〜8月2日(火)に開催されます。毎年約3000〜5500人もの観客が訪れるこのイベントには、世界中からミュージシャンが出演します。割安の早売りチケットもあり。出演者やチケット価格などの詳細はウェブサイトまで。(www.canmorefolkfestival.com


マウンテン・フィルム・フェスティバル上映会のお知らせ

 

 

 7月21日・28日、8月4日の3日間バンフセンターでは、バンフ・マウンテン・フィルム・フェスティバル(山岳映画祭)の目玉映画が上映されます。短編映画がほとんどのため、一晩に数本の映画が楽しめます。特に8月4日はアクション満載の「アドレナリン映画」ばかりを集めた上映。チケットが売り切れる前に入手を! 
(上映作品はこちら→www.banffcentre.ca/bsaf/2004/mc/film_festival.htm#July_21

 

7月21日(水)Max Bell Auditorium 7:30〜
7月28日(水)Max Bell Auditorium 7:30〜
8月4日(水)Margaret Greenham Theatre 7:30〜

料金:各$10
チケット:バンフセンター ボックスオフィス  762-6301
     チケットマスター  www.ticketmaster.ca


トレイル閉鎖や規制が続いています

  標高の高い所で雪がまだ解けていない現在、熊はバンフやキャンモアの町がある谷間部分で食べ物を探しています。6月25日現在では、コーリー/イダス・パスとカスケード・アンフィシアターやレイクルイーズエリア周辺の多くのトレイルで熊出現に対する警告が出ています。お出かけ前にご確認を。

バンフ国立公園トレイルコンディションレポート   www.pc.gc.ca/apps/tcond/cond_e.asp?oPark=100092
バンフ国立公園インフォメーション   762-1550

 


広告主の皆様へ
〜ウェブサイトへの広告掲載が無料になりました!〜


 これまで別料金でお申込みが必要だったバンフタイムズウェブサイトへの広告掲載ですが、今号から、紙面に掲載される広告の全てが自動的にウェブサイトへも掲載されるようになりました。広告料金に変更はございません。枠に囲ったデザイン広告とローカル掲示板のクラシファイド広告(文字のみ)両方が対象です。
  幅広い読者の方に掲載広告をご覧いただき、広告主の皆様にもその効果を感じていただけるようこれからも尽力いたします。


BT編集部休業のお知らせ


 7月16日(金)〜22日(木)、バンフタイムズ編集部はお休みさせていただきます。この間のご連絡は、762-5991の留守番電話、762-4606のファックス、またはbanfftimes@telus.netをご利用くださるようお願いいたします。なお、医療通訳のキューブヘルプライン(24時間対応)とインフォルーム(火・木・土の17〜20時)は通常どおり営業いたしておりますので、ぜひご利用ください。


 

2004年7月1日更新

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